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平成12年第5回定例会(第3号 9月20日)

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  1. 福知山市議会 2000-09-20
    平成12年第5回定例会(第3号 9月20日)


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    平成12年第5回定例会(第3号 9月20日)            平成12年第5回福知山市議会定例会会議録(3)              平成12年9月20日(水曜日)                午前10時00分 開議 〇出席議員(26名)     1番  田 淵   弘 君      2番  加 藤 弘 道 君     3番  松 本 良 彦 君      4番  穐 田 司 正 君     5番  芦 田 弘 夫 君      6番  野 田 勝 康 君     7番  和 泉 すゑ子 君      8番  片 山 照 雄 君     9番  和 田   久 君     10番  有   幸 男 君    11番  小 野 喜 年 君     12番  今 次 淳 一 君    13番  井 上 重 典 君     14番  塩 見   仁 君    15番  田 中 泰 治 君     16番  森 田 泰 英 君    17番  足 立   進 君     18番  大 西   肇 君    19番  武 田 光 正 君     20番  荒 木 治 清 君    21番  永 田 時 夫 君     22番  立 道 正 規 君    23番  芦 田   廣 君     24番  荒 川 浩 司 君
       25番  仲 林 清 貴 君     26番  藤 井 節 子 君 〇欠席議員          な   し 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市    長  中 村   稔 君   助    役    髙 日 音 彦 君  収入役     香 月 芳 雄 君   企画部長      田 中 定 行 君  総務部長    芦 田   昭 君   福祉部長      芦 田 典 夫 君  市民部長心得  小 西 健 司 君   環境対策室長    吉 田 俊 明 君  経済部長    谷 口 敏 郎 君   建設部長      山 本 孝 雄 君  福知山駅周辺整備室長          下水道部長     竹 下 嗣 男 君          牧   晴 喜 君  財政課長    塩 見 康 郎 君   消防長       山 内 孝 史 君  公営企業管理者 芦 田 勝 己 君   公営企業部次長   佐 藤 龍 雄 君  市民病院事務部長            教育委員長     藤 林   稔 君          大 内 昌 男 君  教育長     大 西 重 喜 君   教育部長      正 木   宏 君  教育委員会理事 大 嶋 正 徳 君   選挙管理委員長   加 藤 善一郎 君  選挙管理委員会事務局長         監査委員      丸 田 孫 一 君          芦 田 芳 樹 君  監査委員事務局長          倉 田   寛 君 〇議会事務局職員出席者  局    長  浅 井 忠 司 君    次    長   足 立 秀 明 君 〇議事日程 第3号 平成12年9月20日(水曜日)午前10時開議   第 1  一般質問               ◎午前10時00分  開議 ○議長(塩見 仁君)  おはようございます。  定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配布いたしておりますので、それにてご了承願います。                ◎日程第1  一般質問 ○議長(塩見 仁君)  それでは、日程第1に入ります。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  発言の順位、時間、予告の方法は、昨日申し上げたとおりであります。  それでは、これより順次発言を許します。  初めに、22番、立道正規君の発言を許します。  22番、立道君。 ○22番(立道正規君) (登壇)  皆さん、おはようございます。自民クラブの立道でございます。自民クラブを代表いたしまして、質問をさせていただきます。  質問に入ります前に、一言市長にお礼を申し上げます。平成12年3月議会におきまして、質問、要望を申し上げました国道176号線の天座一本松から坂浦トンネル区間坂浦トンネルから行積区間までの融雪装置の建設をお願い申し上げておりましたが、この9月初めより坂浦トンネルから天座一本松区間の一部区間について、既に建設工事に着手していただいており、坂浦トンネルから野条区間についても水質調査を終えていただき、府の土木事務所より、平成12年、13年度にかけて工事を進めていただくことになりました。なお、既に着手していただいております農業集落排水事業につきましても、北部地域分につきましては、天座地区内で終末処理場の建設工事を現在進めていただいており、行積・長尾地区におきましても、管路工事を進めていただき、着々その成果を上げていただいております。また、三岳、川口、長尾、北陵の4簡易水道統合につきましても、再三にわたる地区説明も終えていただき、4地区ともにこぞって理解を得ることができ、本年度から着工していただくことになりました。心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まず最初に、新年度予算編成についてお伺いをいたします。この質問につきましては、時期尚早かとは思いますが、よろしくお願いをいたします。平成12年度上半期が経過いたします中で、既に国においては13年度、2001年度の一般会計予算の概算要求が出そろい、大蔵省は年末の予算編成に向け、9月から査定作業に入るとの新聞報道がありました。本市においても、予算編成を間近に控えており、どのような手順と方針に基づいて編成されていくのか、お尋ねしたいと思います。ここ数年、特に経済情勢が厳しい中にあって、国、府はもとより、本市においても財政状況は厳しいものがあります。このような状況の中にあっても、本市においては昭和47年以来28年間、一般会計においては黒字決算を続けていただいており、常に健全財政を堅持していただいておりますことに敬意を表するものであります。これも、中村市長の長年にわたる行政経験と、卓越した行政手腕とを高く評価するところであります。  ここで、これまでの予算編成を振り返ってみますと、その年度年度の政策目標と財政状況を踏まえて、予算組みがなされております。例えば、平成10年度には21世紀の都市整備の初年度とした総額で前年度より5.8%増の積極予算、平成11年度は予算総額598億2,500万円で、前年度当初予算を6.8%下回る予算であり、予算総額が前年度当初予算を下回った例はここ20年来ない、景気低迷で税収の大幅な落ち込みが予測される中でのやりくり予算として予算組みがなされ、平成12年度については財源がなければ知恵を絞ろうと心がけて組んだ、21世紀に花を咲かせるための橋渡し予算と位置づけされ、新プロジェクトに向けた調査費や設計費が目立ち、介護、病院、環境、命を守る事業予算とした市長のその年度年度の政策目標が、財政状況を踏まえての行政手腕が発揮されてまいりました。  さて、平成11年度決算も発表になりました。一般会計においては黒字決算でありましたが、特別会計は14会計のうち11事業が赤字、企業会計についても前年度黒字でありましたガス、病院の両事業で純損失を計上しております。公債比率も88年度から11年ぶりに黄信号とされる15%を超え、15.4%に達しております。このような厳しい財政状況を踏まえ、新年度の予算編成に当たっていただくわけでありますが、編成に当たっての市長の基本方針を始め、政策予算、国の地方財政計画、経常経費、あわせて特別会計、企業会計がどのような手順で編成されていくのか、また各部予算の配分がいつごろから総務部長査定、市長査定に入られるのか、お伺いをいたします。  次に、情報公開条例の制度化に向けての取り組み状況について、お尋ねをいたします。この情報公開条例の制定状況について、自治省の調査結果によりますと、平成12年4月1日現在、都道府県と市区町村を合わせた3,299地方公共団体のうち、1,426団体において情報公開条例が制定済であり、前年度に比べて518団体、約57%の大幅な増加となり、制定率も15.7%上昇し、全体で43.2%となっております。特に、市区長村別の制定率が、市は前年度比17.3ポイント増の85.4%の市が制定済であるとの調査結果が出ております。府下12市においてもほぼ制定済で、宮津市が12月議会に提案予定との報道もなされております。本市においても、第3次総合計画で新しいまちづくりを進める体制づくりの中での基本方針で、情報公開制度の職員への周知徹底を図り、市民への情報提供に努め、文書管理システムの構築、個人情報保護の制度化を目指して、具体的な検討を進めるとあります。私たち市議会においても、昨年11月の議会運営委員会で、情報公開制度についての検討協議は議会運営委員会で検討を進め、本市情報公開制度の実施機関に加わる形で実施するとの確認決定をしているところであります。既に、議会運営委員会においては、議会に関する事項についての検討に入り、過日、8月29日、30日、先進地へ行政視察を終えたところであります。  そこで、市長にお伺いをいたします。市長の情報公開制度についての基本的なお考えをお聞かせください。また、本市において現在どの程度のところまで取り組みがなされているのか、またいつごろを目標に置かれているのか、お尋ねをいたします。  次に、福知山市北部地域の民俗文化財芸能を伝承する事業について、お伺いをいたします。福知山市北部にそびえ立つ三岳山は、標高839.2メートルで、福知山で最も高い山であります。その三岳山を中心とした三岳金山地域には、芸能や民俗行事など、数多くの貴重な文化財があり、これまで地域の皆さんの手によって伝承されてまいりました。しかし、現在では両地区とも少子高齢化が進み、あわせて過疎化が進み、数多くある貴重な地域の民俗芸能を維持していくことが難しく、後世に伝承していくのが困難になってきております。このまま放置しておきますと、芸能や民俗行事などの貴重な文化財が散逸、消滅してしまうのではないかと、地域において心配、頭を痛めておりました矢先、昨年の11月、生涯学習課より北部地域の民俗文化財芸能を伝承する事業の取り組みについてのお話をいただきました。三岳山をめぐる宗教的世界の歴史的背景を明らかにし、地域の保存意識の向上と伝承者の育成をするなどの措置をとることが急務であります。特に、上野条に伝わっております御勝八幡神社は、市の無形文化財紫宸殿田楽舞は西暦元年、990年3月、源頼光(ミナモトノヨリミツ)、ライコウとも言っておりますが、大江山の鬼退治の際、同神社で戦勝を祈願、おかげで鬼退治ができ、帰途に再び同神社に参り、御勝八幡神社と名づけ、宮中で行われていた田楽舞を奉納したのが今に伝わっていると言われております。その後、田楽舞は25年目ごとに旧暦の9月の午の日に同神社に奉納されております。そのほかにも、天座田楽、愛宕神社の練込太鼓、三獄神社の雨喜び三獄おろし、森尾神社の練込太鼓等があります。  そこでお伺いをいたします。この事業に対して、関係地域の反応、受け入れ協力体制は得られているのでしょうか。また、再現を含め、どの程度の収録を予定されているのでしょうか。また、福知山市北部地域のみならず、他の地域においてもこのような事業を進めていかれるのか、お伺いをいたします。  次に、国道176号線の道路改良について、お伺いをいたします。府北部の多年にわたる悲願でありました国道176号線は、昭和48年11月、福知山市下天津から与謝郡加悦町までの計画全線が拡幅改修されてから、17年目を迎えました。車も交通量も年々著しく増加し、丹後から福知山市を経て京阪神を最短距離で結ぶ大動脈として、その機能を最大限に発揮、北近畿の経済、文化の発展に大きく寄与されているところであります。冒頭にもお礼申し上げましたとおり、冬季間における積雪による難所区間である坂浦トンネル前後箇所も、融雪装置建設に向けて着手していただき、また天座一本松付近の急カーブ箇所の改修につきましても、着々と取り組みを進めていただいております。重ねて今回お願いいたします質問は、もう1区間、一尾地区から下天津出合までの約1キロメートル区間の歩道設置についてであります。これまで再三、地区自治会より要望を申し上げてまいりましたが、旧国道がそのまま残っており、その旧道利用ということで、よい返事がいただけておりません。小中高校生の登通学、自転車通学路にもなっております。少子化により、通学児童も減少しておりますが、児童がある限り、安全に通学していただかなければなりません。旧国道利用と申しましても、農道並みの道幅しかなく、迂回する車もあり、農作業用の車等も多く、非常に危険との話も聞いております。特に最近、小中学生のみならず、一般住民の自転車による道路利用も増えてきており、安全な道路管理が求められているところであります。  そこでお伺いをいたします。その後の対応はどのようになっているのでしょうか。  これで、第1回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  新年度予算に当たっての基本的な考え方でございますが、今もお話がありましたように、国は8月末で概算要求を締め切りまして、この年末といいますか、までに新年度の予算を概算要求を査定をいたしまして、各省へ返すというふうなことをやるのではないかというふうに思っております。自治体の我々といたしましては、この国が、自治省が設定をいたします地方財政計画というのがありますが、これが12月に策定をされるだろうというふうに思っておるわけですけれども、現在はまだ未確定でございます。本市の予算編成のスケジュールといたしましては、11月の1日付で予算編成方針を策定をいたしまして、具体的に予算編成事務を進めていくということになろうかというふうに思います。しかしながら、ご承知のように、景気の状況がまだ完全に復帰しているというふうには思えないわけでございまして、新年度の市税等の一般財源は今のところ、大きな伸びというものは期待ができにくい、反面、この経常的な義務費の増嵩、特に公債費なんかは増嵩を来すだろうというふうに思いますし、またどうしてもやらなければならない市民福祉の向上を図るための諸施策は、これはやはりどうしても計上をしなければならないというふうに思います時に、財政の状況というのが極めて厳しい環境にあるというふうに思っております。しかしながら、平成13年度というのは21世紀の当初に当たるわけでございまして、1つの大きな節目の年度であるということで、本市としてもそれにふさわしい予算を編成できないかということで、考えなければならない多くの課題というものを具体化しなければならないというふうに思っております。たとえて申しますならば、ダイオキシン問題でございますけれども、リサイクルプラザをやはり考えていかなければ、これは継続費になるわけでございますけれども、やっていかなければならないというふうに思いますし、また市民病院の改築なんかにつきましても、これはある額の公営企業だということで、一般会計は知らないということにはならないわけでございまして、繰り出しをやはり考えなければならないということもあるでしょう。それからまた、駅の立体交差事業なんかにつきましても、これから相当の額が必要になってまいりますので、それに対する対処の方法も考えなければならないというふうに思います時には、やはりこの何と申しますか、出るを制して入るを計るということ、また、どうしても計上をしなければならないということにつきましては、もう財源を投入をしなければならない、いわゆるこの財源の有効利用ということを真剣に考えなければならないというふうに思っております。したがって、公共事業の抑制ということも、あるいは考えなければならない事態が出てくるのではないかなというふうに懸念をしておるところでございまして、非常に厳しい財政運営が予測されるわけでございます。特別会計、企業会計は原則として独立採算と健全な経営を基本として予算編成を行っているわけでございますが、非常に厳しいものがあろうというふうに思っております。しかし、基本的には私は一般会計においては、長年培ってきた健全財政というものは堅持をしていきたいというふうに思っておるわけでございまして、各所管課において事業をこれから具体的に計上をして、要望が出てくるわけでございますが、要求が出てくるわけでございますけれども、これをある程度査定もし、縮小をせざるを得ないという事態は出てくるんじゃないかなというふうに思っております。今、まだ具体的な数値が出ておりませんので、考え方だけを申し上げまして、回答とさせていただきたいと思います。  それから、情報公開についての市長の基本的な考え方ということでございますが、この情報公開というものと、それから情報公開制度というものとは、これは私は切り離して考えるべきだというふうに思っておるわけでございまして、情報公開については、これはやはり市民に市政の状況をわかりやすく知らせるということは、これは行政の責任でもあるというふうに思っておるわけでありまして、この情報公開については、これは大いに市民に知らせる、そして理解を求めるということは大切なことだというふうに思っております。制度というものになりますと、これはやはりまた条例化をしたり、いろいろプライバシー問題なんかにつきましても、これは規制をして、非公開のもの、それから公開のものというものをやはり取捨選択をする必要があろうと、そして条例で決めるべきだというふうに思っておるわけでございまして、今、本市の状況といたしましては、この7月に学識経験や弁護士を含めてでございますが、学識経験や各団体の代表者による委員8名で情報公開の懇話会というものを設置をいたしまして、検討をいただいておりまして、恐らく本年度中には何らかの意見が諮問という形になって出てくるのかどうかわかりませんけれども、ご報告いただけるものだというふうに思っておる次第であります。  それから、国道の問題でございますけれども、176号線、確かにこれ、歩道が旧道が並行して走っているということから、特にこの一尾の辺からそういうふうに思うわけでございまして、これは直轄じゃなくて、府の所管になるわけでございますが、府としては緊急のその度合いから見た場合に、もう少し待っていただけないかというふうなことで、現時点ではその歩道ということを考えてはいない、もっと早くしなければならないところがあるというふうに事務当局では聞いておるようでございます。しかしながら、この176号線というのは、1つの大きな、何と申しますか、大切な国道でございますので、いずれにいたしましても、融雪の施設なりそれからこの歩道は当然必要なことになる、必要でございますので、今後とも府との折衝というものは、これは続けていかなければならないというふうに思っておる次第であります。  以上。 ○議長(塩見 仁君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  福知山市の北部地域、文化財芸能を伝承する事業についてでございますが、名称は福知山市北部地域民俗文化財調査事業でございまして、本年と明年の2カ年の継続で行います補助事業でございます。ことしの6月より金山三岳地域の関係者の皆さんに事業について説明をしまして、協力をお願いをしたところ、大変協力的でございまして、聞き取り調査に対する協力や資料の提供を受けたところでございます。また、祭礼等の映像記録作成についても協力をいただくこととなっておりまして、地元からも大変期待をされておるところでございます。なお、この範囲でございますけれども、今回は御勝八幡宮大祭の状況を正確に記録をしますとともに、三岳金山地域の祭礼につきましても、廃絶の危機がありますので、実態を把握をして記録を作成をしていこうというものでございます。このようなものは、福知山市全体貴重な伝統文化の保存、伝承でございますので、積極的に今後も推進してまいりたい、このように考えております。  以上です。 ○議長(塩見 仁君)  22番、立道君。 ○22番(立道正規君)  自席から失礼をいたします。  それぞれの質問に対しまして、ご丁寧なご回答をいただきましてありがとうございました。この新年度予算編成につきましては、冒頭にも申し上げましたように、時期尚早で市長の方針もまだ固まっていない状況の中での質問になったわけでございますが、今、市長さんの基本的なお考えを聞かせていただいて、21世紀の最初の予算でございますので、私たちを始めとして市民も期待を申し上げておるところでございます。どうぞ、知恵を絞っていただきまして、立派な予算編成を組んでいただきますようにお願いをいたすところでございます。いつもですと、この予算編成について、2月には市長を始め理事者の皆さんから私たちにも説明を受けるわけですが、議員を通じての市民要望等も十分に組み入れていただいたりしての、予算編成をお世話になりたいなというふうに思っておるところでございます。  それから、情報公開制度に向けては、ただいまも市長の方から基本的なお考えをお聞きすることができました。しかしながら、いろいろ本市の状況もあろうかとも思いますが、全国的にこういった公開制度の条例等が作成されていく中で、避けては通れないのではないかというように思っておりますし、また市民の知る権利と申しますか、この情報公開制度が制定されることによって、市民の市政に対する理解、あるいはまた信頼関係等も得られていくんではないかというように思っております。どうぞひとつ、十分熟慮していただきまして、できるだけ早くこの情報公開制度が制定されることを私たち議会としても望んでおりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  それから、北部地域の文化財の伝承する事業につきましては、ただいま教育長の方からご答弁をいただきました。この御勝八幡神社は、もう皆さんご存じのとおり、25年に1度大祭が行われておりまして、ここ最近では平成3年にこの大祭がとり行われたところでございます。ちょっと古い資料を見てみますと、昭和の59年か60年にこの旧金山小学校におきまして、全国僻地教育研究大会が、全国の先生方を対象にされてこの旧金山小学校が分科会場になっておりました。全国から訪れた先生たちに、同校区内に伝わるこの御勝八幡神社に伝わる紫宸殿田楽を子供たち10人によって披露をして、非常に好評であったというように聞いております。こうしていろいろ、今、児童たちに問題があります教育面におきましても、この全国の僻地教育研究大会の主題は、ふるさとの暮らしを見つめ、みずから学び、たくましく生きる子供たちを育成しようというような形でとり行われたように記憶をいたしております。どうぞひとつ、教育面においてもふるさとのよさ、あるいはまた地域に残っております文化芸能、その他のことについても十分な教育機関にも取り入れていただいて、今後子供たちが、若い人たちがふるさとを守り、またこういった芸能を伝承してくれるような教育も、一端に入れていただきたいなというように要望をしておく次第でございます。  それから、国道176号線の道路改良について、再三にわたり次から次へとお願いを申し上げるわけでございますが、この国道176号線につきましては、ずっとこの一尾から出合、長尾橋を除いては、もうほとんど加悦町まで歩道が設置されておりまして、安全な道路として私たちも非常に喜んでおるところなんですが、特にただいまもお願い申し上げましたように、一尾から下天津出合までは、金山側から見ますと、右側がもう岸壁の山になっておりますなり、左寄りはもう河川が走っておりまして、非常にこの道路幅も同じようにとってあるんですが狭く感じるのと、それからちょっとしたカーブもあったりして、見通しも悪いところでございます。特に、一尾から天津小学校等へ通学される児童についても非常に危険だということで、現在ではご父兄なり、おじいちゃん、おばあちゃんが送り迎えをされておるというような状況でもありますし、また少子化の中で、一人の子供さんについてはお母さんが野田川町の方にお勤めになっておりまして、その送り迎えができないので、もう自分の勤め先の野田川町の方の小学校に朝連れていって通わされておるというような状況にもなっておるようでございます。ただいまも申しましたように、旧国道は払い下げになりまして、現在市道になっておるわけなんですが、たまたま通ってみますと、地区民の皆さんによってわち刈りの草等は刈っていただいておるようですが、もう既に大きな木が生い茂りまして、非常にこれまで通学通路としておりました道路も非常に狭く感じるようなこともあったり、また旧国道というようなことで、不審な車等が入りまして、休んでおるといいますか、そういった状況にもなっておりまして、なかなかこの旧国道を子供たちに利用させるのも、ちょっと危険だというようなお話もされておりましたし、なおまた、今、金山地域の児童についてはスクールバスでお世話になっておるわけなんですが、特に中学生、あるいはまた大江高校に通っておる生徒たちなんかは、クラブ活動等がありましたら自転車で通学したりしておる関係もありまして、夜遅くなるとその旧国道を利用したり、新国道を利用したりとしておるような状況であって、何とかこの下縁の一尾の入り口あたりから半分ほどですが、500メートル区間ぐらいは駆け出し舗装いいまして、非常に便利なコンクリートでつくった既製品等もあるようでございます。そういったこともあわせて考えていただきまして、今後なお一層のご高配を賜りたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申しておきたいと思います。  以上で、要望も含めましていろいろお願いを申し上げましたが、これで私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  次に、26番、藤井節子君の発言を許します。  26番、藤井君。 ○26番(藤井節子君) (登壇)  失礼いたします。私は日本共産党市会議員団の藤井節子でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。  大きな1番目といたしまして、介護保険制度に移行後の福知山市の新たな役割についてでございますが、本年度4月に介護保険制度が始まりましてから半年が過ぎようとしており、10月からは65歳以上の第1号被保険者から保険料が徴収されるため、その決定通知書も既に送付されたところでございます。この決定通知書を受けとった方は、私は介護保険に入った覚えがないので絶対保険料は払わない、何ぼこの決定書を見てもようわからん、市役所の説明も難しいことばっかり言うてやからわからなんだ、こんな高いお金を何でわずかな年金暮らしの私が払わんなんのやと、いろんな話が私にも聞こえてまいりました。もともと介護保険と言いますのは、この国家の大事業で、国はそれに相当する福祉予算を増やすことが必要なわけでございますが、それを増やすことなく、負担割合にいたしまして2分の1から4分の1に、額にして2,500億円も削っていることから、住民の戸惑いと福祉へのしわ寄せはかなり出てくることは十分予測されました。またこの事業主体の自治体の苦労も新たな形で始まったと言えるのではないでしょうか。  要介護認定にいたしましても、高齢者の生活実態を反映しない問題点だらけのコンピュータによる第1次判定は、2次判定で審査委員の方々の良識により、2割から3割改められ、この1次判定のソフトに対する批判の高まりで、政府は早急な見直しを迫られ見直しを認めましたけれども、見直しの開始は3年後とされ、多くの人々の怒りを買っているところでございます。介護保険法第7条第2項では、その身体の状況、その置かれている環境、その他厚生省の認める事項について調査をさせるとしていますが、この法の趣旨に立ち返り、経済状況や家族の事情、住宅環境などを含めた総合的な判断が求められるところでございます。さらに、ケアマネージャーを対象に実施した調査結果が、日本経済新聞社の7月17日付に載っておりましたが、利用料の負担が重いために、要介護度別の利用限度額の6割しかサービスを利用していない事例が70%もあり、1割の自己負担が重くのしかかっていることをあらわしておりました。  このように、厚生省が予想したような利用料がない結果、コムスンは全国一斉に約8カ所の拠点の4割に当たる477カ所を閉鎖いたしました。幸い、福知山市からは撤退しなかたものの、このことは事業所の経営や事業所に働く従業員の皆さんの労働条件も決してよくないことを物語っているのではないでしょうか。日本共産党は、住民税を課税されていないお年寄りには、本来、保険料も利用料も徴収対象とすべきではないと考えております。考えてみてください。住民税を課税されていないということは、その所得は生活を維持するのに最低限の費用とみなされているからです。そして、国が従前のように高齢者福祉費用の2分の1を負担することで、それは可能になってまいります。また、お年寄りはわけても心のケアが求められます。一言の優しい言葉がどれほどうれしく思われることでしょう。お年寄りが福知山市に住んでよかったと思えるような福知山市にしていただくことを強く願い、実行可能な最大限の措置を今さらに講じる必要が求められているのではないでしょうか。この立場から、介護保険制度につきまして、以下、具体的に質問をいたします。  介護保険制度として、老人福祉が措置制度から契約制度に移行しましたのに伴い、福知山市として新たな公的役割の強化が求められますが、まず市民の権利擁護についてお伺いをいたします。市民が安心して介護が受けられるよう、制度の周知と対策が何よりもまず始めに重要になってまいります。まずそのためには、事業者ガイドブックの作成が求められますが、この点、昨日の井上議員の質問でもお答えがあり、今年度に入ってからの介護保険保存版に続き、情報マップが9月には配布されるということで、他の自治体にも先駆けた取り組みであり、関係されました職員の皆さんに感謝を申し上げるところでございます。保険料の決定通知書にかかわります苦情相談の件数と対応、これにつきましても、昨日の質問にもございました。多少困った話や苦情はあったものの、大方の方に納得いただいたということでございました。しかし、年を取るほど、年々お金を取られることばかりと嘆かれた方がございましたが、市役所まで苦情を言わないまでも、この思いは多くの高齢者の方々に深く、重くのしかかっております。苦情相談は、現在窓口でなされておりますが、それだけでは発展的な問題の解消にはなりません。オンブズマン制度なども、いずれどの自治体も取り組むべき内容となってくると思われます。そこで、昨日の質問で答弁のありましたものを除き、オンブズマン制度の創設についてのお考えと、社協が窓口になっております後見制度の利用状況について、お伺いをいたします。  新たな公共的役割の2つ目といたしまして、制度の把握、実態把握でございます。契約制度に移行したとはいえ、事業主は自治体でございます。3年後の見直しもございます。福知山市として、しっかりと実態を把握し、よりよい制度の発展が求められます。そこでお伺いいたしますが、ケアプランの写しなど収集されました資料の分析は、どのように進められているのか、要介護者、介護従事者の現状と事業所経営の実態は、どの程度把握されているのか、そのためにも必要になる介護サービス事業者との協議会などの結成や、市のかかわりについてどのようにお考えか、以上3点について、見解をお伺いいたします。  制度移行に伴う2点目の新たな福知山市の役割は、経済的弱者への支援でございます。まず、保険料対策でございますが、10月から65歳以上の方々からも保険料が徴収され、サービスを受ける、受けないは選択できるものの、保険料は該当年齢が来ますと、義務になってまいります。介護保険制度の中で、経済的弱者への支援は、最も緊急的な課題の1つでございます。6月市議会で第1段階生活保護受給者以外の老齢福祉年金受給者の保険料減免につきまして、市長より、気持ちは十分聞かせていただいたと回答をいただきました。しかし、このランクの1人の年額は4,060円で、今年度このおよそ40人の合計金額は16万2,400円でございます。補正予算を早急に組むお考えがないか、お伺いをいたします。  利用料の減額措置として、国の特別対策もわずかではございますが、講じられるようになりました。新規利用に対して条件的に同じ人でも、新規ということで差がつけられているわけでございますが、福知山市の新規利用者に対する措置を改めてお伺いするとあわせ、何らかの国に上乗せした施策がとれないものか、お考えをお伺いいたします。  大きな2点目といたしまして、教育を取り巻く問題に入らせていただきます。まず、校舎の修繕、備品などの見直し充実についてお尋ねをいたします。福知山市には、ちょっと変わった校舎がございます。よく話題になるのが修斉小学校の廊下を挟んでの教室です。そして、桃映中学校の北校舎はベランダに一度出ないと、隣の教室に行けません。さらに、廊下はふきさらしでございます。似たような状態の校舎が南陵中学校にもございますが、さらに南陵中学校は、本館にトイレがございません。夜ともなりますと、体育館のトイレの使用になりますが、これがまた体育館と本館の間には電灯がございません。川口中学校も古い校舎になってまいりました。そこでお伺いいたしますが、これらの学校について、改築、修繕の見通しはどのようになっているのか、お伺いいたします。  次に、備品などについてでございますが、本年の残暑には大変厳しいものがございました。ところがこの時代に、職員室にエアコンのない学校がございます。教職員の皆さんは、遅くまで学校で仕事をなさっております。特に小学校に至っては、コンピュータ室のみエアコンがあるというのが、そのような状態のところがございます。そこで、各小中学校のエアコンの設置状況をお伺いいたします。  また、コンピュータ機器についてでございますが、いろいろな問題が出てきているのがこのコンピュータ機器でございます。コンピュータ機器も日進月歩でございますので、子供たちが中学校へ進学したら、小学校よりも古いコンピュータだったとか、古い形で職員の異動のために使える人がいなくなった、さらに消耗品費の削減でプリンターのインクが買えず、授業の内容を工夫したり控えているなどのお話も聞かれます。せっかくのコンピュータ機器で、コンピュータ室にはどこもエアコンを取りつけ、非常に大切にされているわけでございますが、これらの状況について、どのようにお考えか、お伺いをいたします。  教育の2つ目といたしまして、どの子にも充実した教育を求める質問でございますが、8月の31日の夏休み最後の日に、中学生の自殺という悲しい事故がございました。原因経過の詳しいことはわかりませんが、今日の子供たちの置かれている状況の氷山の一角だと思われます。教育長は、6月市議会の答弁でも、各学校を見て回ったけれど、問題は感じられなかったとおっしゃいました。しかし、さらに一歩突っ込んで、毎日子供たちと接しておられる現場の先生方と膝を交えた聞き取り、話し合いをしていただく必要があるのではないでしょうか。お考えをお伺いいたします。  また、国では、さまざまな反省のもと、ゆとりある教育の取り組みも始まり、問題点はあるものの、少人数学級を各自治体が取り組むことにも理解を示すようになりました。全国的なこのような流れの中で、福知山市でも30人学級、複数担任の取り組みが求められます。さらに、障害児学級につきましても、府下では学区に1人でも障害児がおれば、居住地学区の学校に障害児学級を設置する方向に進みかけています。お隣の綾部市では、本年度に入ってから2校増えました。福知山市では、六人部、川口学区などでは惇明校まで通わなければならない実態でございますけれども、この問題は障害児1人の問題ではございません。障害を持った子供と同じ学校で学ぶことは、何よりの人権の学習であり、この解決も子供たち全員に与える影響は大きいのではないでしょうか。私も昭和小学校PTA役員をしている時に、障害児学級の取り組みのよい経験をさせていただきました。そこで30人学級、複数担任制についてのお考えをお伺いいたしますとともに、障害児学級について、居住地以外の学区に通っている子供の実態と、同学区の学校に障害児学級を設置するお考えがあるかどうか、お伺いをいたします。  教育の3番目といたしまして、教職員の労働条件の改善についてお伺いいたします。どこの学校を見ても、遅くまで電気がついている、先生方って本当に大変なんだなあという声が聞こえてまいります。ひどい話では、夜中の2時、3時や夜明けになったというお話もお聞きいたします。それがたまたま忙しいことができたとか、行事がある時ではなく、日常化しているというところも見受けられますが、これも学校現場の異常さではないでしょうか。これではベストの状態で子供と接することは難しいと思われます。この市役所でも、水曜日がノー残業デーとなっており、退庁の時間になりますと、庁内放送もなされております。地方自治体でこの取り組みがなされ始めたのは、15年以上も前のことでございました。私も勤めているころに取り組んでまいりましたが、せめて週に1度ぐらいは、子供のためにも家族そろって夕食を食べようと話し合ったものでございます。子供たちの心の教育が問題にされている今日でございますが、教師の皆さんにとっても、自分の子供たちが元気でいてくれることがよい教育をするためにも大きな要因になってくるのではないでしょうか。本年4月24日付の通達は、府教委の通達でございますが、かなり丁寧な行き届いた内容になっておりますが、福知山市における半年経過後の具体的な取り組みはどのようになっているのでしょうか。お伺いいたします。  あわせまして、各学校は職員の皆さんが帰られる時には、自動警備装置をセットして帰られることになっておりますが、このセット時間は行事や問題のある時、また平常時においてそれぞれおおよそ何時になっているか、お伺いをいたします。  教育の4番目といたしまして、放課後の小学生の現状改善について、お伺いをいたします。一昨年、女性議会が開かれました時にも、学童保育の強い要望の発言がございました。若いお母さん方とお話をいたしますと、当節どうしても共働きが多く、しかも若いお母さんたちは当然のことながら、かなり広い全国的なところで育ち、住み、そしてこの福知山市で子育てをしていらっっしゃいます。ですから、今日ではどこへ行ってもほとんどの自治体に学童保育がございまして、どうして福知山市ほどの市に学童保育がないのかと不思議に思い、わけても関東甲信越、東海道、京阪神地方では、子供、父親、母親、指導員が一体になって楽しく連携をとりながら進めている学童保育を見てきているだけに、その思いが強いとお話をなさいます。この1年ほどの間に、何人かの小学1年生を持つお母さんから、子供も私も不安で不安で、仕事もやめるわけにもいかずと、泣きながら訴えられました。私がお話を聞いたお母さんだけではない、これはかなり若い低学年のお子さんをお持ちのお母さんたちが泣いているものと思われます。あるお母さんたちは、京都から引っ越すのに市役所に学童保育はどことどこにありますか、教えてくださいと電話をなさったと言います。そしたら、福知山市は全学区で校庭開放をやっています。学童保育は遷喬学区にトトロの家というのがありますと教えてもらって、遷喬学区に住んだといいます。またある方は、子供が間もなく小学校に上がる年ごろになるので、綾部市に引っ越そうと夫婦で話しているとおっしゃいました。私も福知山市の校庭開放はいろいろと改善もされ、学童保育に近い存在になりつつありますとお話しますと、吹き出すように校庭開放の不満が出てまいります。その幾つかを挙げてみますと、校庭開放の案内が入学時にはなく、担任に後から聞いて教えてもらった。ある学校は、ことし初めて指導員の方の紹介があった。行っているのかいないのかわからず、指導員の方ともお話もできず、不安でたまらない。冬場は4時半までに帰宅させるというので4時に帰らされるけれども、帰ってから2時間もひとりぼっちで心配でたまらない。親が迎えに来るまで預かってもらえないものだろうか。休み中の校庭開放も、常時行っている人ですら担任から口頭で知らされた人は少なかった。ほとんどの人が知らされていない。休み中は祖父母に預かってもらい、やむを得ず遠くに別れて暮らしているけれども、結構こんな人が多い。などなどの話が出されてまいりました。私が聞いただけでもこれだけございます。子供たちの放課後を親も子供も安心して暮らせることのできるものにしてほしいという要望が、福知山市には充満しているというふうにも思われます。これらの保護者の願いをどのようにお考えか、お伺いいたします。  大きな3番目といたしまして、郷土資料の計画的、体系的な事業運営についてお尋ねいたします。20世紀も終わろうとしていますが、この半世紀ほどの間には随分と文化も暮らしも変わってまいりました。恐らく、この議場にいらっしゃいます大半の方は、私と同一世代と思われますけれども、子供のころからの時代の急速なこの変化を肌で感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。筈巻、無量寺のお薬師さんのご開帳がございまして、寄せていただきました時、河口美智子さんとお話をさせていただく機会がございました。話題は(仮称)衣の館と織物のことになりますが、収集した衣を見ると文化の流れがあり、その裏には時代時代の背景があり、またその裏には庶民や女性の暮らしにまつわる思いがあり、収集した衣を見ているとそれがよくわかりますと、話をお聞きいたしました。これは衣類のみではなく、今残しておかなければ、この急速に変化する時代の郷土の資料が残せなくなってしまいます。福知山市は歴史ある土地柄であり、市内には心ある人で歴史遺産を守っている人もいらっしゃいます。これらの資料を計画的に体系的にした取り組みを進めるべき時が今来ているというふうに考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。また、当面する今後の取り組みといたしまして、衣の館の進捗状況と新たな取り組みがあれば、お伺いをいたします。  最後、大きな4番目といたしまして、福知山市在住の被爆者に手厚い援護をということについてお尋ねをいたします。ことしの7月4日に、原水爆禁止世界大会に向けての平和行進が福知山市を通るのに際しまして、福知山市としても総務部長と教育部長が対応なさいまして、私もその場に立ち会わせていただきました。丁寧な対応に、当市で行進されておりました女性の方は喜んでおられましたが、私にお願いとして言い残されたことがございます。それは彼女が質問された内容で、福知山市として在住の被爆者にどのような援護をなされていますかとお尋ねされたのに対し、住民票などの手数料を減免していますと回答がございました。あの場であれ以上言うのは失礼とも思い差し控えたけれども、余りにもささやかすぎます。何とか被爆者の援護のために力を貸してくださいと言い残して行かれました。確かにささやかすぎます。福知山市には28名いらっしゃるようでございますが、まずこの28名の方々の要望の調査をしていただきたいと思いますけれども、市長のお考えをお伺いいたしまして、第1回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  介護保険制度からお答えをさせていただきたいと思いますが、このガイドブックにつきましては、昨日言いましたように、ここに僕、見本を持ってきてるんですが、これはこの9月中にお配りをするということであります。これを見ていただきますと、大体わかるのではないかなというふうに思っておるわけでございますが、たとえて申しますと、この居宅の在宅支援というところが、市内に15カ所あるわけでございますけれども、この15カ所というのはどこどこだということも一目瞭然、わかるようにしておりますし、利用者の負担はどれぐらいか、そういったことも詳しくこれ書いておるようでございまして、一度これはぜひ読んでいただきたいものだなというふうに思っております。苦情の相談の件数と対応ということでご質問がありましたが、制度自体に関する不満も含めまして、認定の結果、介護サービス、介護保険料などの不服について、窓口か電話で対応しておりますけれども、特に記録ということはこれやっていないわけでございまして、その都度、理解を求めておるわけでございます。その認定の不服に対して、審査資料を開示して説明した件数は2件あったようでございまして、現在また京都府の介護保険の審査会への不服申し立てというのは、件数はないようでございます。  それから、オンブズマン制度の創設でございますけれども、これは基本的にはサービス事業者と要介護者との間にいわゆるこの介護支援専門員、ケアマネージャーが介在をして、要介護者の状況に応じて計画調整して、サービス給付を行うという従来の福祉や医療分野ではない、画期的なシステムであるというふうに考えておりまして、まずこの3者の信頼関係で機能をするものということでございますので、特にオンブズマン制度ということを、市は今考えてはおらないわけでございます。この介護保険制度は、そういったいわゆるこのケアマネージャーが介在をしておりますので、そこら辺で十分話していただくということが、信頼性を高めるということになるんじゃないかなというふうに思っております。  それから、後見人制度の問題でございますが、これは社協が窓口になっておるわけでございますけれども、これどういう人かということになりますと、この成年後見人制度は、法務局において実施されておるわけでございますが、精神的に非常に弱い方、あるいはまた金の、いわゆる財産ですが、管理ができないというふうな、そういう方についてこの制度があるわけでございまして、各都道府県の社会福祉協議会が福祉制度にかかわって、地域福祉権利擁護の事業を実施されておるようでございます。本市を含む中丹中部地域は、園部の社会福祉協議会が基幹社会福祉協議会となりまして専門員を配置するとともに、福知山市のこの社協からは、生活支援員3名を登録して事業を開始されたようでございますけれども、現在は契約者はそういう契約者はないようであります。  それから、ケアプランなどの資料の写しの分析でございますけれども、福知山市においては、いわゆるこの居宅介護支援事業者、いわゆるこの15ありますこの事業者から、居宅のサービス計画書を提出していただきまして、よりよいサービス提供を図るために、生活全般の解決すべき課題に沿ったサービス計画になっているかということを確認して、必要な指導をしているということであります。  それから、この要介護者の利用状況につきましては、6月の国保連合会の審査分で見ますと、訪問通所系サービスのみの利用限度に対する割合は、大体31.8%ということであります。結局、在宅でサービスを受けるということの、そういう方々の利用割合でございますが、それを金額的に見ますと、31.8%になっているということであります。  それから、介護従事者の状況につきましては、施設の運営に必要な職員を配置されて、適正な雇用管理が行われているというふうに思っております。また、事業所経営につきましては、制度開始が間もないために苦労されてはいると思いますけれども、懸命に努力が払われているというふうに思っておる次第であります。  それから、介護サービス事業者協議会の結成でございますけれども、事業者が必要に応じて判断されるというふうに思っておるわけでございますけれども、居宅介護支援事業者、いわゆる15の方々ですけれども、事業者の方々ですけれども、所属されている介護支援専門員につきましては、福知山市の介護支援研究会を発足をされまして、毎月交流や研修を実施されておるようであります。なお、本市としましては、介護サービス計画に資する目的で、介護支援専門員といわゆるケアマネージャーですけれども、と介護サービス事業者との交流会を一応10月に持つということで予定をしております。
     それからこの料金の減免、低所得者に対する減免ができないかどうかということでございますけれども、これはご存じのように、国が25%、府、市がおのおの12.5%で25%、半分はそういう国、府、市ということでございまして、あと半分は保険料で賄っているということでございまして、市独自でもまけるということにつきましては、非常に施策は困難だというふうに思っておりますので、今後の国、府に対してこういった低所得者に対するやつについては、統一した施策が必要でございますので、国、府に対して要望をしたらどうだろうかなというふうに思っておる次第でございます。いわゆるこの4,060円という方でございまして、この方が大体いま現在としては211人いらっしゃるようでございまして、その方もいわゆるこの特別徴収で老齢福祉年金をもらわれてる方もいらっしゃるわけでございますけれども、統一した施策が必要であろうということであります。年金関係につきましてはそれだけ、介護保険制度につきましては、一応回答とさせていただきます。  それから、原爆の確かにこの手当の方、本市におきましては28名の方がいらっしゃるわけでございますけれども、調査に対する考え方でございますけれども、これもよく本市だけということじゃなくて、連携を京都府の方ともよく連携をとって、考慮すべきは考慮しなければならないでしょうし、調査をするということになりますれば、やはり府全体の問題としてやらなきゃならないだろうというふうに思っております。  それから、郷土資料館の問題でございますけれども、これは本当にこのハローワークの跡を丹波衣の館ということで活用をして、そしてそこへ展示をして多くの市民に見ていただくと、いわゆるこの丹波紬というんですか、河口さんが非常にこう込めて集められておりますので、それを多くの市民に展示をするということで、点数も市が寄贈を受けておるのは2,100点ほどの多くのものでございますので、これを市民の人に公開をするということは、これは非常に意義あることだというふうに思っておるところであります。  それから、以上、私の方としては回答させていただきます。 ○議長(塩見 仁君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  それでは、教育を取り巻く問題について、ご答弁を申し上げたいと思います。  まず初めに、校舎の修理なり備品の見直しについてでございますけれども、校舎の改築につきましては、もうご承知のとおり、これまでから建設年度あるいは構造の状況等を検討しながら、年々計画的に実施をしてまいっておるところでございます。今後につきましても、状況を勘案しながら進めてまいりたいと思います。  それから、修繕、営繕関係でありますけれども、これも学校要望の中、学校と協議をしながら、緊急度の高いものから順次取り組んでいっておりますし、そのように進めてまいりたいと思います。具体的な例も出たわけでありますけれども、南陵中の本館のトイレ、確かに離れておりまして、現状は暗い状況もあるということもあります。これは、学校と協議しながら、中身検討してまいりたいというふうに思います。  エアコンの件でありますけれども、職員室には今のところ、小学校1校も設置をしておりません。中学校はすべて設置を終わっております。保健室につきましては、小学校7校を設置済でございますし、中学校は全校設置済でございます。これにつきましても、今後計画的に設置を進めていきたいと思っております。なお、校長室、事務室等については、中学校は設置をしておるところでありますし、お話があったとおり、コンピュータ室は全校設置済でございます。  消耗品等の問題でございますけれども、パソコンの消耗品等についてもですが、学校で必要な予算、消耗品費については、規模、状況に応じて配分表をしておりますので、限られた予算でありますから十分とは言えませんけれども、学校の裁量の中で工夫をして執行してもらっておると、こういうことでございます。  次に、どの子にも充実をした教育をということで、学校視察を私はして問題ないと、ことしは特によかったというふうなことを申し上げたわけでありますけども、先生ともう少し膝を交えて話してはどうかと、こういうご意見でございます。そのようにしておるとお答えを申し上げたのでありますけれども、校長、教頭とはもちろんでありますし、先生方とも必要に応じて話す機会は持っております。すべての先生に交替してお話をすると、お話をさせてもらうということはできませんけれども、いろいろな会議に出席をしました時に、懇談会あるいは研究会、研究グループの発表会その他の席では、膝を交えて話をする機会も多いわけで、個々の先生方のご意見も聞く機会があるというふうに思っております。  それから、この30人学級の問題、きのうも議案質疑で出たわけでありますけれども、この弾力的な運用の仕方というのは許可をされておるということでありますが、きのう申し上げましたように、学校長の裁量でできる法規の範囲内の弾力的な授業形態なり、授業の人数等は工夫によって、一定の方向が出るんじゃないかというふうに思っておりますが、肝心な標準法は40人ということで変わっておりませんので、これを市として30人学級にするというようなことは、経済状況その他考えた時にも困難であると、このように思っております。  なお、障害児学級の問題でありますけれども、これは以前に比べると大変弾力的な設置をしておるということで、子供の数等の問題もあるわけでありますけれども、比較的たくさん設置しておるというふうに思っておるわけですが、ことしは下六小学校に設置をいたしまして、現在17学級のようでございます。小学校で7校で11学級、中学校では4校で6学級のようであります。必要に応じて措置をしていかなきゃいけないと思っております。  次に、教職員の労働条件について、府から確かに府立学校あてに通知が出ました。通達が出ましたわけで、中身について私も承知をしておるわけでありますけれども、この中身読んでみましても、私ども常々からこれまでから校長に指導してまいった中身と変わりはありません。文章化をされておるということで、もう一度改めて指導をしておるわけでありますけれども、この教師の負担軽減ということについては、もうかねてからの問題でありまして、口をすっぱくするほど言うておるんですが、具体的に申しましたら、学校長はそのような方針で先生たちに指導するわけでありますけれども、教育という営みというのは際限がないということで、どこで見切りをつけて帰るかということにあるわけで、これは1つには、先生方それぞれの物の考え方というか、信念というか、あるいは人生観というか、そういうふうなものに基づく部分もありまして、何ぼ帰れ言うても帰らん教師がおります。もうやめとけ言うてもやめん教師もあるわけで、そういうふうな中で残る者はいつでも残る、帰る者はいつでも早う帰る、そういうことは言うと失礼になる場合もありますわけですけれども、そういう違いがある中で、遅い人が目立っておると、こういうこともあろうかと思いますけれども、最近、やっぱり保護者の期待、あるいは子供の教育のこと、地域、社会の要望等を考えた場合に、少しでもという気持ちが先生方に働きますので、遅くなるということになるわけであります。また、課題がございます。特に中学校では生徒指導の課題、今も自殺の話がありまして、本当にこれは胸が痛うなる話でありますけども、これも含めた大変な課題を中学校は抱えておると、それを解決しようと思ったらそう簡単に帰れないと、こうなるわけで、というて学校に24時間おるわけにいきませんので、どうしても帰ってもらわんなんというふうなこともあるわけで、そういう苦しい中で労働条件については学校長も頭を痛めながら先生たちと話し合いをしておるという状況もあるわけであります。帰る時には、先生方それぞれ一番遅い人がセットをして帰るということになっております。セットをしたら警備会社がわかるわけでありますけれども、これが10時を越す場合が往々にしてあるということのようであります。この労働条件なり、健康管理については、今後とも具体的なことを言いながら努力をしてまいりたいと思いますし、そのように学校長にも指導したいと思っております。  学童保育の問題でありますけれども、これもきのうの議案質疑でお答え申し上げたわけですが、本市では7校で校庭開放事業を実施をしておりまして、おっしゃるとおり学童保育を頭の中に置きながら、そういうことを考えながら、それを含めて進めておるというふうに思っております。今後とも、学校と校庭開放指導員、あるいは教育委員会担当事務局とが十分連携をしながら、きょう聞かせてもらったいろいろな声も頭に入れながら、事業を充実をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  企画部長。 ○企画部長(田中定行君)  郷土資料の体系的な利活用のご質問がございましたが、本市で保管をしております郷土資料は、相当な数に上っておりまして、現在、文化資料館を中心に古文書、民俗資料、それから生活衣、美術工芸品、あるいは北丹鉄道の関係資料等もございまして、現在、平成11年から13年にかけて、これらのデータベース化を図るべく事業を進めております。総数についてはまだつかめませんけれども、恐らく2万点余りになるのではないかというふうに思っておりまして、これの保管につきましても、もう既に飽和状態に来ておるというような状況にございます。このほかに、埋蔵文化財の発掘によります資料等も、他の施設等を利用して保管をしておりまして、これも相当数に上るものと思っております。  個人で持っていらっしゃる物を市に保管をというお申し出等もございますが、こういうふうな現状でございますので、なかなか十分な保管をさせていただくというような状況にはなっておりません。そういう生活にかかわるような郷土資料は、市民の皆さん方が生活とかかわって大切に保管をいただくというのが一番でございますし、また地域では公民館やコミセンなどでそういう資料の収集展示をしていただいているというようなこともございまして、そういう方法も1つのあり方ではないかというふうに思っております。市としましては、特に散逸の危険があります主要な資料等につきましては、その都度、ご相談を申し上げたいというふうに思っております。  それから、(仮称)丹波衣の館の事業の進捗についてでございますが、本年から来年にかけて、この施設の改修を進めるべく、近いうちから実施設計に入りたいと思っております。ご承知のとおり、お城の法面の崩落事故によりまして、この施設の敷地内を通路等に使用する必要がございますので、これをまず最優先としながら、状況を見てハローワークの改修事業の着工時期を探ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(塩見 仁君)  教育委員会理事。 ○教育委員会理事(大嶋正徳君)  障害児学級にかかわりまして、通学外から通っている子供の数をというご質問がありましたので、お答えをします。小学校で4人、中学校で3名でございます。その中身が、障害児学級が設置はされたけれども、高学年のために引き続いて現在の学級へ通っているというケースとか、校区に障害児学級は設置をされているけれども、といいますのは、知的障害児学級があるけれども、主たる障害が情緒障害のために、別の学校へ通っていると、そういったケースもあるわけで、特に障害に応じた指導、同じ障害を持った仲間とともに学習をするということが大変大切であろうということで、そうした指導をしている側面もございます。  以上です。 ○議長(塩見 仁君)  26番、藤井君。 ○26番(藤井節子君)  自席から失礼いたします。ご答弁ありがとうございました。  まず、介護保険制度の問題について、市長からご答弁いただいたわけでございますが、オンブズマン制度の内容につきまして、ケアマネージャーを中心に、業者、介護者、要介護者、3者の信頼関係というふうにお答えいただきました。私もまずここが中心になってくるというふうには思うところでございます。しかしながら、この3者だけというのでは限界がございます。また、窓口で幾つかの苦情があったけれども、記録はしないで説明をさせていただいたということでございますが、わざわざ窓口までお越しになって述べておられる方々の内容も十分把握していただいて、より発展的によいものにしていけるような、そういう制度としてのオンブズマン制度というのが市民のリードも得ながら必要になってくる、そういう時代に現在差しかかっているんじゃないかというふうに思います。ぜひ、今後の問題として検討いただきますようにご要望申し上げるところです。  それから、要介護者、介護従事者、現状と事業所の経営ということでご答弁いただきました。確かに、事業者も大変努力をなさっておりますし、また介護従事者につきましても時間外等が出てきているようでございますけれども、私がお尋ねいたしました範囲では時間外の手当も出されたりということで、それなりの努力が払われているようでございます。しかしながら、現状ではデイサービスあたりは、やはりこの介護保険制度に入りましてから不足している、皆さんの要望に十分こたえられていないという内容があるようでございますし、また在宅で重度の方につきましては、その限度、いわゆる認定でいただいた限度の枠がやっぱり不足気味で、大変な状況があるというのも何十件に1つはあるようでございます。ですからぜひ、そのあたりの把握もしていだきまして、市としての手厚い手当も尽くしていただきたいというふうに要望をさせていただきます。  それから、介護保険料の減免、減額の問題でございますけれども、これしつこくお尋ねいたしまして、今回で3度目になるわけでございますが、211人、この第1段階にはいらっしゃるというふうにお聞きいたしました。しかしながら、この数の中にはかなり生活保護の方がいらっしゃいまして、ご存じのように生活保護の方は介護措置費で対応され、本人からの出費はございません。ですから、ほぼ40人の方々が、個人、自分のふところからお金を出されるわけでございますが、この老齢福祉年金受給者、と申しますのは、1911年だったと思いますが、それ以前にお生まれになった90を越えてしまった方々で、しかも本当に長い間ご苦労なさった方々、しかもこの40人という、ほぼ40人という数字は、決して増える数字ではございません。3年ごとに介護保険料というのは見直しがございますけれども、この12年度は40人で試算いたしますと、前回も申し上げましたけれども、16万2,400円、そして13年度は48万6,400円、そして14年度が64万8,400円、3年を合計いたしましても129万7,200円あれば、これ本当にご苦労なさった、先の本当に短い高齢者の皆様方に喜んでいただける施策がとれるわけでございます。ほかでもない、本当に90を過ぎてこの福知山で生きていてよかったと思えるような、本当に光る措置というふうにも言えると思いますが、ぜひこのあたり、市長として前向きに取り組んでいただきたいというふうに思いますが、再度市長にお尋ねをいたします。  それから、利用料のところではご回答がございませんでした。利用料につきましては、新規の方とそれから従前の方と、非常に違うわけですが、これ利用料ばかりではないのでございまして、実際に利用するサービス、これについても新規の方と継続の方とでは差が出ております。どうしてもサービスの量に限界があるものでございますから、新規の方ははみ出してしまって、後回しにされてるいうのが実情でございます。そういう実情を見ましても、ぜひこの利用をする際には、せめてホームヘルパーさんの利用の3%、このあたり、3%に減額しているこのあたり、新規の方にも拡大する必要があるのではないかと考えるところですが、これも今後の問題としてぜひ検討いただきますように要望いたします。  介護保険制度の問題につきましては、保険料の減額について市長にお答えを再度いただきたいと思います。  それから、教育を取り巻く問題でございますけれども、古いものから、急ぐものからということでございました。ぜひ南陵中学校の問題についても善処いただくように、ご要望しておきたいというふうに思います。  それから、どの子にも充実した教育ということで、先生方と膝を交えたというお話もさせていただいたわけでございますが、現場の先生方が、本当に教育長が遠い存在ではなく、気楽にお話ができるというような思いになっていただけるようなお取り組みをぜひお願いしたいというふうにも思いますし、9月の10日に南陵中学校の運動会に行かせていただきました。悲しい事故があったわけですけれども、先生方それから生徒さん方、本当にそれを乗り越えて、そして彼の死をむだにしないように頑張ろうじゃないかという雰囲気が、その運動会の中でも見られまして、本当に胸を熱くしたような状態でございました。ぜひそういうふうな取り組みも引き続きご援助いただけたらありがたいなと思うところでございます。  それから、30人学級、複数担任につきましてはしつこくお尋ねしてますけれども、引き続く取り組みを要望しておきます。  障害児学級につきましてもお答えいただきましたが、現在居住地外へかわっていらっしゃる方々というのは、保護者の方々の、また子供さんの成長過程に即した、いわゆる要求に基づいたものであるというふうに理解させていただきますので、引き続き保護者の要望を中心にしながら、居住地での学校ということがありましたら、前向きにお取り組みいただきますように要望しておきます。  それから、職員の労働条件についてでございますけれども、教育長がおっしゃいましたように、私もかつて勤めている時に、私は組合の方ではございましたけれども、時間外の問題に取り組んできた時に、いろんな問題があるのは承知しております。確かに個人差もございますし、こういっちゃ何ですけれども、帰れって言うても帰らずに頑張ってるというような方も確かにございました。一定、それ以前にやっぱり大変な状況というのは十分に把握する必要があるわけでございますけれども、一定の制限とか、そういう言葉は悪うございますが、規制を立てるということも時間外では必要なんではないかというふうに思ってきたところです。そういう意味でノー残業デーという言葉が出てきたんだというふうに思いますが、ぜひ学校ではノー会議デーというのが、4.24のその通達にも書いてありましたけれども、ノー会議デーのようなことを提唱していただいて、せめてこの日はみんな帰ろうじゃないかという気運をつくっていただけないものかと、これも要望しておきたいと思います。  最後に、どの子も放課後の伸び伸びと過ごせるようにということで、改善を求めたわけでございますが、昨日も総合計画の中でもお話をいたしました時に、教育長は綾部の状況で少し触れられましたので、ちょっと綾部の状況もお話をさせていただきたいというふうに思いますけれども、綾部では、かつて2つありましたのが4つに増えました。綾部小学校を中心にいたしまして、現在では綾部小学校も学校区は1校やったんですけれども、もと土木公営所というところがあったあの跡地に保育園がございますが、その一部を利用されて2つになりました。その保育園の跡を利用しているところは1年生を中心に30名のお子さんが、またもともとあった小学校区のところには70名のお子さん、計綾部小学校区では100名のお子さんの学童保育をなさっていらっしゃいます。それから、中筋では長年、ミッキーマウスという学童保育が自主開設されておりましたけれども、これも現在では綾部市が責任を持って運営をするということで、建物を建てまして、そしてまたその従来使っていたミッキーマウスの建物も利用して、ここもまた2カ所に増えまして、片方を1年生、そして片方を2年生以上ということで、運営がされているところでございます。そのほかにも、舞鶴にも新しくこの年度から設置がされておりますし、宮津も自主開設されてたところが既に開設されている市の運営しているところと一緒になって進められているというふうにお聞きしております。こういう形で周辺も進んできておる中で、言葉には余りこだわりたくはないんですけれども、どうしても校庭開放ということで、お母さん方の見方というのは、やっぱり福知山市は放課後の子供不十分やわという思いが強くて、中にははっきり、間違いですよ、藤井さんと言われた方もあったんですけれども、より子供たちが安心して、お母さん方が安心して放課後が過ごせるように、申し上げた内容を十分取り入れてということで、教育長からもお答えいただきましたので、引き続きこの取り組み、私もお母さん方のお話も聞いてまいりたいと思いますが、善処いただきますように要望をしておきたいと思います。  そして、最後の方になりますけれども、郷土資料館の内容につきましては、理解させていただきました。  最後の被爆者の問題でございますけれども、京都府の事業として進められているわけではございますけれども、わずか28名のしかも大変な苦労をなさった方でございます。ぜひ市としても調査把握を進めていただいて、その方々の要望の聞き取りを進めていただきたいと思いますが、この点、再度お答えを願いまして、2回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  この第1段階の方に対するこのいわゆる低所得者に対します問題でございますが、おっしゃいますように、生活保護を受けておられる方については、これは生活保護の中でやられるということになろうと思いますし、老齢年金、福祉年金を受給をしておられる方が大体25人ほどいらっしゃるということでございますので、この辺のところ、やっぱりどうするかということになるんじゃないかというふうに思いますが、やはりこの低所得者に対します使途については、やはりこの年金の受給者もいらっしゃいますので、その辺のところ十分に調査をいたしまして、今後に対処してまいりたいというふうに思います。  それから、この保険料、25%それから府、市で25%、後は保険料で賄うということになるわけでありまして、その辺のところ、統一した施策を要望をしてまいりたい、国、府に対して統一した施策を要望をしてまいりたいというふうに思っておる次第でございます。そういったことで、ご了承をいただきたいというふうに思います。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  この原爆の要望の調査でございますけれども、これは一応、京都府の原爆被災者の会、福天支部を支援する中で、伺っていきたいわけでございまして、ご要望の趣旨は一応理解をするところでございますけれども、この要望の調査につきましては、十分何と申しますか、要望の趣旨を調査をいたしたい。理解をしていきたいというふうにも思っておる次第でございます。 ○議長(塩見 仁君)  26番、藤井君。 ○26番(藤井節子君)  自席から失礼いたします。  私の聞き方もまずかったのかもしれませんが、申しわけございませんでした。最後の方からいきまして、その被爆者の支援でございますけれども、ぜひ28名の方々の実態の把握をまずきちっとお願いしたいということと、そしてその方々の要望の聞き取りをしていただきたいということでお願いしてるわけでございますが、何よりも要望の聞き取りなどの点について、今後取り組みを進めていただきますように、市としての取り組みも要望しておきたいというふうに思います。  それから、保険料の減免のことで、市長は対象を調査していきたいというふうにお答えになったというふうに思います。私、前回、前々回とお聞きした時は、ほぼ40人というふうにお聞きしてたわけでございますが、生活保護所帯以外の老齢福祉年金受給者は25人ということで、今、お聞きいたしました。25人ということになりますと、さらに額としてはかなり低い額になってくるわけでございます。市長が先ほどちらっと申されましたけれども、全国市長会でも、かなりこの介護保険制度につきましては数々の問題が出てきているということで、厚生省の方にも意見具申などなさっているというのは漏れ聞いておるところでございます。その内容を見ましても、かなり多岐にわたったいろんな内容で、やはり今の自治体が置かれている状態というのは、それを見ただけでも大変なんだなあ、また末端の庶民や市民の様子も把握してられるんだなあというふうにも思うわけでございますけれども、なかなか国は動きません。これも皆さんご存じだというふうにも思います。ですから、やはり国へ上申していただくことも強く要望したいというふうには思いますが、それだけでは動いてこない。あちこちの自治体が自主的にやってきているというのもあります。昨日も、総合計画の中でお尋ねいたしました時に、やはり国へ上申していくだけではなかなかなのか、上申ということはその時はなかったですけれども、国だけでだめな時には、単費を使ってでも福祉を進めていきたいというご答弁も、介護保険なんかではやってるということでいただいたわけでございますけれども、ぜひ一歩進んでいただいて、このような介護保険料の問題をやっぱりこういう形で国へ揺さぶりをかけていただくということが、大きく前進してくるその第一歩として、こんだけの額を使うことで福知山市民はもちろん、そういう形でどこもが頑張ろうよというのが今の現状で、各地でこういう減額、減免の取り組みが進んでいるところでございます。京都府は残念ながら少ないんですけれども、その京都府でも6月市議会でご存じのように、八幡市が実施に踏み切り、条例化をして、今年度からこの層、いわゆるその時にも新聞によりますと40人と八幡市は書いてございましたけれども、老齢福祉年金受給者の減額、減免に踏み切ったという報道がございました。人口から見ましても、条件から農村とそれから都市部ということでは違いますけれども、人口的な様子で見る限りでは、八幡と似通ったところが福知山市もあるわけでございますが、ぜひこのあたりはそんなに多額なお金が要るわけではございませんし、3年後の15年になれば、新しい介護保険料の設定がなされて、恐らくその時には、私思いますのは額が上がるんじゃないかというふうにも思いますが、それにいたしましても、その時点ではこの25人の方が、また残念ながらもう少し減ってられるんではないかというふうに思います。決して増える人数ではございません。ということは、額もそんなに増えてくるわけではございません。しかも大変苦労なさった高齢者の皆さんということで、ぜひこの第1段階、その中の老齢福祉年金受給者の方々に対する保険料、この減免をお願いしたいと強く要望するところなんでございますが、しかも元気な方はサービスを利用しないわけです。ですから90過ぎて、元気でサービスを利用してない方には祝い金として出したっていいんじゃないかというふうにも思うところなんでございますが、ぜひそのあたり、もう一度ご答弁をお願いして、終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  この25人の方でございますね。非常にこれは基金、福祉年金で老齢福祉年金をもらっておられるということでございますけれども、その辺のところ、十分お伺いいたしまして、調査、一度してみたいというふうに思います。ひとつそういうことで、調査をするということですな。 ○議長(塩見 仁君)  この際、昼食のため休憩いたします。  再開は、午後1時10分といたします。               午後 0時07分  休憩               午後 1時10分  再開 ○議長(塩見 仁君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、11番、小野喜年君の発言を許します。  11番、小野君。 ○11番(小野喜年君) (登壇)  公明党の小野喜年です。公明党を代表いたしまして、通告の順に従いまして質問いたします。  では最初に、図書館について3点質問いたします。  1点目、市立図書館の利用についてお尋ねいたします。平成11年6月、学校の読書調査によりますと、1カ月に1冊も本を読まなかった小学生は11%、中学生は48%、高校生で67%と年々増加をたどり、昨年度読売新聞の調査では、1カ月に1冊も読まなかったという回答がとうとう5割を超え、本離れ現象はますます加速されている中、昨年8月の国会で、西暦2000年は子供読書年にするとの決議がなされ、去る5月5日、東京の上野公園には、我が国初の児童専門図書館、国際子供図書館がオープンされました。本と触れ合うことによって、子供たちは言葉を学び、感性を目指し、表現力を高め、創造力を豊かなものにして、人生をより深く生き抜く力を身につけることができる、国を挙げて子供たちの読書活動を支援する施策は、集中的かつ統合的に講ずるべきであるとの決議文にもあります。政府は、読書の持つ計り知れない価値を認め、今年は子供を育てる読書推進事業として、予算額1億6,229万円充当し、読書運動を推進しております。活字文化が遠のき、見る、聞くだけのテレビ、ゲームソフト、コンピュータの映像文化の中で育った子供たちは、言葉で考え、対話による問題解決の表現力を失われつつある環境の中、物の豊かさに心の成長が追いつかず、すぐ「キレる」という行動により、衝撃的な悲惨な事件が相次いでいます。こうした深刻な事態に対し、心の教育こそ読書であると、国を挙げて読書振興が図られていることは喜ばしい限りであります。  そこで第1点としてお伺いいたしますが、市立図書館の利用状況を示すものとして、ここ3年間の登録者数、貸出冊数の推移についてお尋ねいたします。  2点目としまして、市民が読書に興味を持つための取り組みについてお伺いします。図書館では、幼児対象の多くが参加できるお話会を行っております。読み聞かせは子供にとって立派な読書体験になりますし、本を一人で読む時の下地をつくることにもなります。そのほかで、子供から高齢者まで、より多くの市民に図書館に親しんでもらい、読書に興味を持たせるため、どのような取り組みがなされているのか、お聞かせください。  3点目として、情報文化時代の今日、市民のニーズに合ったコンピュータによるネットワークシステムの導入整備についてお伺いいたします。図書館と学校図書館、国立図書館、あるいは家庭とのネットワークシステム導入により、幅広く市民に、いつでもどこでも蔵書検索していただき、利便性の上からも市民に喜ばれる、市民ニーズに合ったサービスだと思います。亀岡市におきましては、子供から図書館の本が検索でき、また京都学園大学図書館、美山町立図書館、アメリカステムウォーター市立図書館等の蔵書をコンピュータで検索でき、システム導入がされております。本市におかれましても、時代に適したコンピュータによって蔵書検索できるネットワークシステムの導入が望まれます。その取り組みについてお尋ねいたします。  4点目といたしまして、廃棄処分の本のリサイクルについてお伺いいたします。本市では、現在古くなった本は廃棄処分されておりますが、川崎市では、市立川崎病院の小児科、外来病院に廃棄処分の本を再利用され、これをモデルケースとして、これからも取り組む予定が計画されており、大変喜ばれています。宇治市においても、廃棄処分の本が公共施設にリサイクルされ、有効活用される取り組みがなされております。本市におきましても、ごみとして焼却されるのではなく、資源のリサイクルの観点からも、病院や老人ホーム等の公共施設に、あるいは地域の集会所等に譲渡し、再利用されることが有効活用と思われますが、その点についてお尋ねいたします。  5点目に、入院生活の中で読書は大きな楽しみではないかと思われます。娯楽の少ない入院生活の中で、読みたい本を自分で選べることは闘病への意欲効果に効果があるのではとも思います。市民病院内への移動図書館の開設はいかがなものでしょうか。お聞かせください。  次に、2点目に、学校図書館についてお伺いいたします。世の中に人づくり以上の尊い作業があるでしょうか。未来を託す子供たちのたくましい成長の姿こそ、国の将来を占う鍵があることは今さら申すまでもありません。しかし、日本の現状と言えば、小中学校の学校崩壊やいじめ、不登校、校内暴力、薬物汚染と殺傷事件、問題が山積みにされ、教育の行き詰まりが問われています。こうした憂うべき事態の中で、平成10年、中教審は幼児期からの心のあり方について、読書こそ学校で今すぐできて、効果ある心の教育であると力説しています。教科の枠を超え、個性を重視した主体的な学習を目指す総合学習など、新しい教育が展開されようとする中、学校図書館の役割は意欲的な学習運動や読書活動を充実する上で、ますます重要になっており、質、量ともに一層の充実が求められております。今、朝の10分間読書運動は、中教審の調べによると約5,000校以上の学校で実施されていると推定されております。先生と生徒が授業前の10分間、好きな本を読む取り組みですが、読解力がついたり、教室が落ちつきを取り戻す効果もあり、子供たちの本離れ、活字離れを防ぐ手段としても注目されております。10分間読書運動で思いますことは、学校図書館はまず第一に子供が感動する本を用意することが大切ではないだろうか。  そこで、第1点目お伺いいたします。学校図書館においては、魅力ある図書資料を充実することに努めていただいていることと思いますが、全国の平均と比べ、予算的に充実した図書資料が整備されているのか、平成11年度児童生徒1人当たりの図書購入費の平均は幾らになっているのか、お尋ねいたします。  2点として、本年は総合学習の移行措置として、読書活動の充実が上げられております。児童生徒の図書館を利用している実態と、授業での活用はどのように図られているのか、本市の学校図書館の活用状態について、お伺いいたします。  3点目に、本との出会いづくりを豊かにするために、学校図書室にゆったりとしたスペースを設けたり、空き部屋を読書ルームにするなど、学校図書館を心のオアシスとして活性化し、日々の生活の中でくつろぎ、進んで読書を楽しめるような環境づくりが望まれております。土曜、日曜日に週2回、2日、保護者が学校教育ボランティアとして、教師と一緒になって地域に学校図書館を開放し、例えば親子読書会をしたり、子供から高齢者に至るまで生涯学習に役立つ場として、地域に開かれた図書館として提供することが望ましいと思いますが、いかがお考えか、お尋ねいたします。  4点目として、子供に良書を紹介したり、本選びと読書意欲を引き出すためにも、各学校に専任の司書教諭もしくは読書指導員の配置が必要と考えます。千葉県の市川市においては、学校図書館の有効利用を図るため、全小中学校に司書教諭もしくは読書指導員の配置が完了し、適切なアドバイスがなされています。平成9年の学校図書館法に、12クラス以上の学校には平成15年から司書教諭を置くことになっていますが、心の教育こそ読書であると、今の時代のニーズに合った人づくりに、いち早く市川市は取り組んでおります。以上の観点から、本市におきましても各学校への専任の司書教諭もしくは読書指導員の配置をすべきではと考えますが、どうお考えかお尋ねいたします。  次に、図書館についての第3点目に、朝の読書運動の実施についてお尋ねします。さきにも述べましたが、読書は心の栄養と言われますが、1カ月の間に本を1冊も読まない小学生が11%もいて、子供たちの本離れ、活字離れが心配されています。そんな中で、本好きの子供が増えた、集中力がついたなどの効果を上げているのが、学校で毎日始業前の10分間に行う朝の読書です。実施校は全国各地に広がっており、小中高を合わせて約5,000校を超え、朝の読書は単に読書離れを食い止めるだけでなく、子供に生きる力を身につけさせる心の教育と一環としても、関係者の注目を集めています。ことしは、子供読書年でもあり、朝の読書運動を広げていくことを提唱したいと思いますが、いかがなものでしょうか。お尋ねいたします。  次に、さわやか中学生議会の開催について質問いたします。今の子供は非常にひ弱で、わがままで頑固になり、社会的自立が難しい子が出ています。決定的な問題は、大人になる力をつけないで卒業していくこと、身の回りのことができず、辛いことがあるとまいってしまう、そして傷つきやすい、社会的自立の困難な子供たちが大量に世に出ていることが、今一番の問題だと言われています。日本の家庭と地域社会と学校のいずこにも、子供を育てる機軸がなくなっているということです。まずは自立できる力、力強く生きる力、善悪を自分で判断する力を身につけさせることがどうしたらよいかが問題のポイントではないでしょうか。先ごろ、いじめや非行をなくすため、お互いの個性を認め、違いを尊重しよう、全国から小中学生252人が集い、参議院で開かれた2000年子供国会が、去る8月3日午後、本会議を開き、教育や環境問題、国際交流、福祉などについて、私たちにできること、大人に望むことを6項目にまとめた宣言を採択、2日間の日程を終了、参院本会議場に入場した子供議員は手づくりの氏名札を参院議員の氏名札にかぶせて着席、前日に8委員会に分かれて審議した内容を、各委員長が報告した後、テーマごとに意見を交換した。ここでもごみ問題の解決にはリジュース、リユース、リサイクルの3Rが必要、設備面と合わせて心のバリアフリー実現を、国際交流のために子供サミット、子供オリンピックを開催してなどの意見が続出、関係閣僚として出席した川口環境庁長官、大島文相、津島厚相が、環境問題を健康の上からどう見るかなど、根本を考える視点がすばらしい、また皆さんの気持ちを知り、それをもとに教育改革を考えたいなど、関心しきりだったと聞きました。宣言採択の後、議長の指名で登壇した森喜朗首相は、皆さんの提言をしっかり受けとめ、実行できるように努力します。みんなが大人になった時、自信を持ってバトンタッチできるよう頑張りたいと述べ、子供議員の今後の活躍に期待を寄せられました。議長役を努めた中尾康佑君、福岡県中学3年は、閉会に当たって、子供だからわかることもある、大人だけで判断しないで、またこのような機会をつくってほしいと訴えると、議場から賛同の大拍手が起きたと聞かせていただきました。明年はいよいよ21世紀です。中学生は21世紀へ踊り出る人です。主役です。新しい政治をどのようなものにしていくか、地球と人類がどんなところにたどりつくのか、その大航海が今の中学生に託されているのです。校内暴力、不登校、いじめや非行をなくすためにも、青少年の健全教育、育成の一環としても、中学生議会を開催してはと思いますが、いかがお考えか、お伺いいたします。  次に、校内暴力、不登校、保健室登校について質問いたします。多発する青少年の異常な事件、少年犯罪を担当する専門家の中には、こうした現象の要因を三離五走と指摘する人もいます。三離とは、家庭、学校、地域を離れ、五走とは万引き、ドラッグ、性、バイク、暴力に走る、家庭、学校、地域という生活空間がもはや若者たちの心を引きつける交流の場とはほど遠くなっているということです。第4の生活空間と言われた町も、効率化で人との出会いが少なくなっています。あちこちに置かれている自動販売機、駅も店も銀行も無人化が進んだ。その気になれば、1日だれとも口をきかずに生活ができます。無言で用を足し、足早に立ち去る人が、他人の目線をずらしてすれ違う空間が繁華街と皮肉る人もいます。こうした生活空間の中で、人と深く交わりかかわることを嫌う若者が生まれても、不思議ではないのです。反面、携帯電話や電子メールで連絡をとり、顔も知らないメール友達に毎日近況報告する、情報機器を使い自分の都合のよい時に話せる手段が手軽な友人関係を築く、こうした行動は孤立することへの不安の裏返しとも言えるのではないでしょうか。健全なる精神は健全なる身体に宿るとは、ローマの詩人ユベルナスの私の大好きな言葉です。体が健康であれば、自然と思想も健全になるということです。現代は、少子高齢化、情報化の時代であるが、一方では反健康時代とか健康不安時代型とも言われています。大気汚染など環境悪化による人体への悪影響、人間関係などによるストレスの蓄積、食生活の変化などさまざまな原因によって、健全な身体を保護することは難しくなっているのです。だからこそ私は、子供たちに対してスポーツに親しみながら、何よりも健康な体づくりを目指してほしいと望みたいのであります。その上で精神も鍛え、心身ともに健康になってほしいと念じながら、次の項目についてお尋ねいたします。  1999年度に全国の公立小中高から報告された学校の暴力行為は、前年度より4.7%増えて、計3万1,055件に達し、過去最高となったことは文部省の生徒の問題行動調査会より発表されております。文部省中学校からかつての不良グループによる校内暴力とは違い、ささいなことをきっかけに突発的に暴力をふるうケースが多いとしており、背景にはキレる子供の増加がある、見られるとし、一方、いじめの件数は4年連続で減少しています。  そこで、第1点目としてお伺いしたいのは、本市の小中学生の校内暴力の実態であります。1つに、学校内の暴力行為発生件数、最近の実態について説明を求めます。  2つには、暴力行為の形態別です。1、生徒間の暴力、2、器物損壊、3、対教師暴力、4、学校外での暴力、5、いじめの件数、6、薬物、覚醒剤、シンナー等使用の実態とその防止策と啓発活動、以上6項目についてお尋ねいたします。  第2点目、不登校の実態についてであります。文部省の学校基本調査によると、年間30日以上欠席した不登校の小中学生は、昨年度は13万2,008人に達し、1991年の調査開始以来過去最高となったと発表されております。しかも、小学校では実にクラスに1人は不登校の生徒がいる計算になります。少子化によって、子供の数は著しく減少しているのに、不登校の方は調査のたびに増えている。こうした事実を社会全体が重く受けとめねばならないのではないだろうか。そこでお伺いいたします。最近の本市の実態を、小中別に説明を求めます。1つに、不登校の児童生徒数、2つに、不登校児童生徒の占める割合、3つに、前年度に比べた増加率、4つ目、不登校になる理由、5つ目に、スクールカウンセラー配置校での実績、6つ目に、不登校の子供たちの救済策、以上6項目についてお尋ねいたします。  第3点目、保健室登校についてお伺いいたします。不登校の子供がついに13万人を超え、不登校の子供たちの救済策として、保健室登校や民間のフリースクールへの通学を出席として扱うよう指導していることから、学校に行っても教室には顔を出さない保健室登校も多く、解決の決め手が見つからないまま、現場では懸命な模索が続いていると聞きます。そこでお伺いしたいのは、本市の保健室登校の状況がわかれば、お聞かせください。  次に、障害者スポーツ振興と支援について質問いたします。去る9月3日、船井郡丹波町の府立丹波自然運動公園を発着点に、第16回全京都車いす駅伝競争大会が、本年も盛大に開かれました。昨年、初めて応援に行かせていただき、9連覇を目指す舞鶴市チームを阻んで、福知山市チームが念願の見事な初優勝を飾った、あの感動のドラマをもう一度との思いで本年も応援に駆けつけました。この点につきましては、昨年の9月議会で質問をさせていただき、市長より前向きの答弁をいただきまして、本年7月にスポーツ用車いす2台を購入していただきました。本当にありがとうございました。選手たちは大喜びでした。小野さん、市長さんの心にこたえるためにも、ことしも必ず優勝してこたえますと、明るい笑顔で緑豊かな自然に恵まれた丹波高原を駆け抜けていった一人一人、16年連続出場で監督兼選手の森田さん60歳は、5区で舞鶴市を抜き去り、優勝のきっかけをつくり、アンカーの足立さん61歳がテープを切った、この瞬間、福知山市チームの連覇報告は気にせず必死に走った、来年は若手を養成して、さらに連覇を重ねたいと明るい笑顔はすばらしかったです。そこで、市長に3点ほどお尋ねいたします。1つ、この車いす駅伝は6区間12キロです。1チーム6人です。福知山市は2チーム出場しています。12台の車いすが必要です。また、道路上を走るため傷み方も激しいと思われます。もう1、2台購入していただきたいと思いますが、お考えをお尋ねいたします。もう1点は、大会に参加する当日、選手、若いボランティアの方、ほとんど市職員です。そして車いすと会場までの交通手段の確保が大変なようです。ことしは市のバスを6年ぶりに使用できましたと喜んでおられました。今後も利用できることについて、いかがお考えか、お尋ねいたします。3点目に、毎年行われます福知山マラソン大会の空間帯を利用しての車いすマラソン、あるいは車いす駅伝の種目を取り入れてはと思いますが、お伺いいたします。  次に、庁舎内に喫煙場所の設置について、質問いたします。たばこを吸う男性が、肺がんで死亡するリスクを吸わない人並みに下げるには、20年間以上の禁煙が必要なことが、文部省の研究費による大規模な追跡調査で明らかになっております。このリスクは、1日に吸うたばこが20本を超えると、急激に上昇することも判明、早めの禁煙の重要性が浮き彫りになりました。調査は、全国の研究者三十数人が1988年から10年間、40歳から79歳までの約11万人を対象に実施されました。このうち、1997年末までに男性4万5,002人中、468人が肺がんで死亡、肺がんで死亡するリスクは非喫煙者に比べ、喫煙者で2.36倍、禁煙者で4.46倍、禁煙後の肺がん死亡リスクは0年から4年で、非喫煙者の4.46倍、5年から9年で2.53倍、10年から14年で2.01倍、15年から19年で1.22倍と下降し、20年以上たって初めて0.97倍になったと報告がありました。禁煙20年で非喫煙者並みにということです。そこでお伺いいたします。本市においても、これまでに喫煙所や禁煙時間を設定することで、市庁舎内の分煙化を推進することを検討はされてきたとも思います。喫煙による健康被害の社会的関心が高まっています。健康で快適な庁舎内、環境づくりを促進するために、空気清浄機、分煙機器を設置することについて、いかがお考えか、所信をお伺いします。  最後に、チャイルドシートについて質問いたします。この件につきましては、今回で4回目になりますので簡潔にいきます。前回、6月議会で質問いたしましたが、時間切れのため確認することができませんでしたので、今回は再度確認いたします。貸し出しのあり方も含めて、担当課で研究を進めているとの市長の答弁でした。その後の進みぐあいと、貸し出しのあり方も含めてのところ、具体的に説明をしていただきたいと思います。それによって考えてみたいと思います。  以上をもちまして、第1回目の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  それでは、教育関係、図書館の方からお答えをいたします。  まず、市立図書館の利用についてでございますが、平成9年度から11年度にわたります利用状況、登録者数の推移についてお尋ねでございますが、まず登録者数でございますけれども、平成9年度が2,302人、平成10年度が1,911人、平成11年度が1,656人、平成11年度末現在で1万435名となっております。  次に、利用状況でございますけれども、平成9年度は11万8,466冊でございまして、平成10年度は14万649冊、11年度が14万6,140冊、こうなっております。  次、市民が読書に興味を持つための取り組みは何をしておるのかということでありますが、今、議員さんからお話がありましたように、図書館では館内で毎年15回程度、読書に興味を持ってもらうための各種の図書展、あるいは新刊展示、また就学前の乳幼児と母親を対象にしたお話会等を行っております。また、両丹日々新聞での新着図書の案内も行っておるわけであります。  次、市民のニーズに合ったコンピュータによるネットワークシステムの導入をどうするのかと、こういうことでありますけれども、京都府立図書館が平成13年度から利用開始をします予定の、京都府図書館総合目録ネットワークシステム、これにできるだけ早く参加するように準備を進めておるところでございます。このシステムに参加をしますことで、本市の図書館だけでなしに、府下の参加図書館とのネットワークが可能となってまいります。  次、4点目の廃棄処分の本のリサイクルでありますけれども、市立図書館では毎年約1,000冊の本を廃棄しておるわけでありますが、これらの資料は利用頻度が大変高くて劣化がひどいということで貸し出し不能になったものがほとんどであります。平成11年度から書庫に保管しております資料のうち、絵本を市民病院の外来の小児科と小児科病棟、そして保健センターの健診待合室へ、年1、2回、廃品後の再利用使用としてお届けをしておるということでございます。なお、市民病院の移動図書館車の運行ができないかということにつきましては、現在、30カ所既に水曜と金曜日に運行して配達しておるわけでありますけれども、今、力を入れておりますのは、小学校と老人施設への運行に力を入れておるわけでありまして、現在6校の小学校へ運行を増やしていきたいと、このように考えておるわけでありまして、市民病院につきましては検討をしてまいろうというふうに考えております。  次が、学校図書館でございます。平成11年度の児童1人当たりの図書購入費の平均額は幾らかと、こういうことでございますけれども、情報化時代、図書の充実は大変重要で、学校でも固めて買っていただくようにお願いをしておるわけでありますけれども、十分にそちらへ金がまわっておるということにはなかなかならんわけでございまして、経費を11年度で見ますと、小中学校では合わせて約400万円程度が図書費に回されておるということで、これを1人当たりに直してみますと、大きな差はということもありますが、小学校で679円、中学校で生徒1人当たり414円というところであります。  次、児童生徒の学校図書館の利用状況あるいは授業での活用でありますけれども、現在、児童生徒に読書の時間、あるいは調べ学習の場として学校図書館を利用してもらっております。特に、平成14年度からの新学習指導要領によります総合的な学習の時間では、いろんな資料による調査研究の場所として、情報センターという役割をもって活用がうんと増えてくるんじゃないかと、このようにも思っております。この地域に開放の話でございますけれども、既に学校図書館を地域に開放してPTA等でご利用いただいてる部分もあるわけでありますし、活用いただくことは大変いいことでございますが、大体学校におきます図書は、児童生徒用の図書が主体でございまして、大人の方に十分利用してもらうものがそろっておるというわけではありませんで、また学校使用等のこともあって、全面開放については検討を要するんじゃないかとも思っております。  4番目の司書教諭でございますが、専任の司書教諭あるいは読書指導員を置いてはどうかというのは、これまた教職員の定数との関係がありまして、専任司書というのは図書館には置くことがあるわけですが、学校図書館の場合は司書教諭でございまして、例えば担任をしながら、授業をしながらするこの司書の資格を持った先生ということでありますので、授業をせんと図書館にずっとい続けて、それに専任をする教諭をあてるということは、今のところ難しいわけでございますし、読書指導員も単費でなら置けますが、今のところそういう形がとれないということでございます。しかし、各学校ではさきにお答え申し上げましたように、司書教諭の資格を持った先生は割におりますので、そういう方が中心になって、学校における図書館の担当、図書係をお世話になっておると、このように思っております。  次、朝の読書でございますけれども、この読書運動についてでございますが、授業時間前の時間の活用については、学校がそれぞれ目標に基づいて、学校長の判断でいろんな取り組みをいたしております。その中に、朝の読書の時間として活用している学校もあるわけでありまして、中には漢字テスト、漢字のドリル練習を実施をしたり、歌をうたったりと、いろいろな活用の仕方をしております。おっしゃるとおり、読書というのは心を育てるということで、あるいはまた国語力をつけるということで大変いいことでございますので、奨励はいたしていきたいと、このように思っております。  次に、これは私が答えたらいいのかどうかわかりませんが、さわやか中学生議会でございます。以前に子供議会を開催をいただいたわけでありますけれども、中学生についても議会を持ってはどうかということでありますが、今ちょうど、教育課程の改訂期でございまして、いろいろ教育課程の中身も変わってくる、あるいは総合的な学習も取り入れるということでありまして、そういう教育内容の検討なり移行中でございます。一定落ちついた中で、こういうふうなことも起こることがあるかというふうに思いますが、現在のところ、この中学生の議会については考えておらない状況でございます。  次、生徒の校内暴力、不登校、保健室登校等についての問題でございます。おっしゃるとおり、大変に心配をいただいておる状況は、全国的また本市においても全く同じでございまして、いろんな中学校を中心とした事象がございます。具体的にきょうは件数で言えと、あるいはまた形態別で具体的に申せということでありますので、これまでも1、2明らかにしたことがあるわけでありますけれども、数字で申し上げてみたいというふうに思います。特に、校内における発生の事象について申し上げます。平成11年度の校内暴力ということになってまいりますと、小学校では7件でございます。中学校が59件でございます。合わせますと66件になるわけでありますが、この件数の中の例えば小学校7件と言いましても、同じ子が繰り返しているということがありまして、例えば7件のうち5件ほどは同一の児童が起こしておると、こういうことがあったり、59件と言っても30件近くは同じ生徒が起こしておると、こういうふうなことがあって、数はうんと増えておると、こういうことになっておるように聞いております。  形態別について申し上げてみますと、いわゆる子供同士の暴力事件、けんか等でありますが、38件ございます。小学校7件、これ全部子供同士であります。中学校は31件ございます。器物破損につきましては21件でございまして、小学校はありません。中学校すべて21件でございます。対教師暴力とこう申しますが、先生がこづかれたりけられたりした件でございますが、中学校7件でございます。校外暴力、校外暴力というのは学校の統計によります5件でございまして、すべて中学生でございます。いじめでございますが、いじめの件数は小学校で1件、中学校9件で合計10件、これが平成11年度の結果でございます。なお、薬物、シンナーについては、学校校内ではありませんが、外については十分調査統計は出ておりません。平成11年度の不登校の児童生徒でございますが、30日以上で計算をしてみますと、児童、小学生が18人おります。前年度から続く児童が8人ございます。中学校の不登校生徒は76人でございまして、前年度から続くのが44名ということのようであります。これを割合で申し上げてみますと、小学校は0.43%でございます。中学校は3.3%。ざっと京都府平均ぐらいでありますが、全国と比べるとやや多いんじゃないかと、このように思っております。  それから、前年度と比較して不登校の児童生徒の増減はどうかと、こういうことでありますが、不登校児童生徒で申しますと、児童が、小学生が平成10年度が14人であったのが18人になって4人増えたと。不登校の生徒、中学生は84名であったのが76名と8人減少したと、こういうことでございまして、全体として見ると4名減少ですが、大差ないと、こういうことであります。  この原因、要因ですけれども、いつも申し上げておるように、もうそれぞれ理由、事情がありまして、一概に特定ができないということで、救済策というのはしっかりと子供の状況を冷静に見つめながら子供に対応し、相談をしていく、あるいは適応指導教室等ともよく連携をして、教育相談に力を入れるとか、そういうふうなきめ細かい対策を積み重ねていくということ。時には登校刺激はよくないというふうな学書があったり、登校刺激せなんだらきっかけがつかめんでよという人があったり、いろいろでありますけれども、必要に応じては登校刺激もしていかなきゃいけないというふうにも思うわけでありますし、いざ学校へ来てくれたら勉強がわからんということもあるわけでありますので、わかりやすい授業を組み立てたり、やる気を引き出すような励ましだとか、やる気を引き出す指導というふうなことをしながら、学校に魅力を持たせていくことを工夫するより手はないんじゃないかと、このように思います。  それから、スクールカウンセラーでございますが、南陵中学校に配置をいたしまして、毎週木曜日を相談日としておるわけであります。生徒や保護者に不安や悩みを打ち明ける場として、あるいはまた教職員にとりましては、教育相談に対する理解を深める場として、大変よく活用はされておるわけでありまして、例えば平成11年度のカウンセリングをいただいた相談人数は274名でございます。内訳は、生徒が218名、保護者が13名、学級担任が43名と、こういう数になっております。
     保健室登校でございますが、本市の場合はけやき等があって、保健室にかわる役割もしておるわけでありますけれども、調べによりますと、平成11年度保健室登校した児童は小学校で4校4人であります。中学校は4校にわたって5名おるようであります。そのきっかけというのは、本人や保護者の要望でそういうふうにして受け入れていったということもあったりしまして、背景は友人関係だとか家庭問題、生活習慣の乱れ等がありまして、全国的にそういう傾向でございます。そういう意味では、養護教諭の役割は一層高まりまして、資質の向上が求められておると、こういうことであります。  薬物乱用については、学校においては保健体育の時間にしっかり指導しておりますし、警察や保健所、薬剤師会等の協力を得てキャンペーンに取り組んでおるということで、授業ではしっかりとたばこ、酒、薬物の認識を育てる指導をしておるということでございます。  とりあえず、以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  障害者スポーツの関係でのこの車いすでございますが、市は2台今年購入をいたしたわけでございますが、そのほかにもスポーツ用の車いすとしましては、国際ソロプチミストから1台、また社会福祉協議会からの寄贈が2台、そしてまた身体障害者団体連合会への寄贈車が2台ありまして、台数としては7台があるということなんですけれども、これも本年16回の全京都車いす駅伝競争大会では、福知山が2連覇を果たしたというふうに聞いておりまして、大変喜ばしいことだというふうに思っております。計画的に整備を図りたいというふうに考えております。  それから、このマラソンの当日に駅伝を実施できないかということでございますけれども、これはやはりちょっと時間的な配分を考えますと、非常に無理であるというふうに思われます。また、地形的にも少し高低がありますので、走行には適していないというふうに考えられます。  それから、車いす駅伝大会への選手団の送迎用に福祉バスの運行をというふうなことでございますが、これは京都府の行事でもございますので、参加人員等を考慮して、必要に応じて対応をするということになろうかと思います。  それから、庁内のこの喫煙の場所でございますけれども、原則的には会議中については禁煙ということでやっておるわけでございますが、1階のロビーへの空気清浄機の設置だとか、喫煙場所の設置については、社会的には現在の喫煙対象が分煙の方向にあるというふうに認識をしておりまして、その場所等の問題もございますので、設置するかどうかというのは今後検討していきたいというふうに思うわけでございます。いずれにしましても、たばこを吸う人のマナーというのが基本的なものにあるんじゃないかというふうに思います。  それから、チャイルドシートの問題でございますけれども、昨日和泉議員さんにもお答えいたしましたけれども、交対協で私、ちょっと意見を聞いてみますと、非常に難しい、賛成は得られないほど難しいということでありまして、衛生上の問題だとか、あるいはまた流行の問題もあるでしょうし、それからだんだん大きく子供が成長していきますので、その都度変えていかなきゃならないというふうな問題もあるでしょうし、いろいろなことから考えて、少し難しいような感じを受けました。したがって、この問題につきましては、将来の問題としてお聞きをしておくということにとどめたいというふうに思っております。  以上。 ○議長(塩見 仁君)  11番、小野君。 ○11番(小野喜年君)  自席から失礼します。  丁寧なご答弁ありがとうございます。いつも自分は質問する前は、今度は短くしよう、今度は短くしようと思って努力はするんですけども、大変長くなりまして、いつも申しわけないなと、そういうように思ってます。短くする方向で、これからも一生懸命頑張っていきたいと思いますので。  いつも時間切れになりますので、きょうは時間切れになったら困る方から、ちょっと逆の方からいきたいと思いますけども、最後に市長がチャイルドシートの件につきまして、ちょっと前回6月の議会、これまで4回やってきた中で、一歩何か後退していった方な感覚なんです。交対協に聞いたで後退したんかなと思ったんですけども。ちょっと、この1人の子供のところやったらいいんですよね。ところが、2人、3人となると、やっぱりそういうお母さんが殊に切望してるわけです。1回アンケート調査もしとるんで、本当は出したかったんですけども、やっぱり1台は自分とこで買うてもいい。だけど、2台、3台になるとやっぱり若い所帯ですので、やっぱり0歳から5歳ぐらいの子供を持つということになったら、若い20代ですんで、どうしても収入源も少ない、また子供が1人、2人と増えることによって生活の負担もかかるという中で、国が義務づけられるとやっぱり買わざるを得なくなるわけです。絶対必要なものになってくるわけですから。やっぱり、2人、3人と子供を抱えてるところは大変だと。せめて2台目、2人目、3人目ぐらいの子供の分を市の方で無償貸出制度をつくっていただいたら、そちらの方を利用したいんだと、そういう声がものすごい多いんです、やっぱり。周辺ではほとんど実現してきてますし、福知山市が一番遅いぐらいじゃないかなと、綾部と。そういう状況の中で、やっぱりどうしてもこれは必要になってくるものですので。衛生的に悪いと言いますけども、実施してるところを聞くと、やっぱり個人の負担もしてもらってるんですよね。使用料という形で、例えば2,000円とか3,000円とか、市によって違いますけども、本人さんからそれをいただくわけです。それは何のためにいただくかいうたら、お返しになった時に、そのチャイルドシートを人材シルバーセンターとかにお掃除をしてもらうと、きれいに。そういうためにその洗剤とかそういうものが必要だからということで、そういうものを手数料として負担をしていただくというのが、ほとんど実施してるとこの市町村です。あと、ただ、全部無料じゃなくて、やっぱりそういう方向で考えていってみたらどうかなと、そういうふうに思うんです。やっぱり、何回も言うようですけども、常時取りつけておるものであって、1回1回ごとに外さないんです、やっぱりみんなね。なかなか簡単なようで難しいんで、どうしても常時車に設置しておくという形になりますので。それが1人やったら1台なんですけども、例えば1歳の子と3歳の子、4歳の子がおれば2台つけなきゃならないと、もう1人おれば3台つけなきゃならない。そうすると、中には、車の中に3台ついてる人もおる。ほかには人1人しか乗れないという、運転者以外に1人しか乗れないような状況の中で、結構つけたままになっておるので、さほど心配するほど汚れもそんな激しいことないし、心配するほどでもないと僕は思うんですよ。また、何と言うか、今市長が言われましたけども、流行があるというけども、やったって長くて3年ですんでね、1つの分に。6歳になるまでに3回取り替えなきゃいけないわけですから、乳児用、幼児用、児童用と。そうすると2年ぐらいのサイクルで取り替えていかなきゃならないので、流行なんかを追うてるようなことはないと僕は思いますけどね。そして、やっぱり2台、3台になればそんなぜいたくも言ってないし、要は子供の安全を考えることが先決ですので、流行よりもやっぱりまず2人おるなら2台ほしい、3人おるなら3台ほしい、だったら1台市から借りたいというので、流行なんか問題にしないんじゃないかなと僕はそのように思いますので、なんとかこの件については前向きにこれを検討していただきたいなと、そのように思います。これも、また次回ぐらいに集中的に1回勉強して、もう一度調査もして、市民運動ぐらいをしてでも質問したいなというような思いでおります。  それから、障害者スポーツの件なんですけども、これも市長が言われるように7台はあるんです。7台は、市から2台。だけどもさっきも言いましたように、2チーム出てるんですわ。福知山というチームとカールルイスというチームがもう1つ。1位と7位やったんですけどね。その福知山の場合は1位におる方に主力を置いてますんで、そっちの方にどうしても6台を使用してしまうという考えになっちゃったみたいです。そして今回は初めて市から2台いただいたんで、優勝したチームは6台を1人1台ずつ持つことによって、その心の物すごく重みが、負担軽くなって、もう自分がその場所に、車いすに座って次の自分にバトンタッチするランナーを待つだけなんです。ところが、去年までは、4区、5区、6区の選手は、そこに車いすがないわけですよね。1区の選手が走ったやつをボランティアの子が車で運んで4区のところに持っていくと、コースから外れて。それで4区のとこへ、2区が5区、3区が6区と持っていかなきゃならないという。ことしは、6人が6人、この車いすに着席しながら自分をバトンタッチする、つないでくる選手を待っているという、心に余裕があったということは、やっぱり大変おっしゃってまして、本当に見事な優勝で、これまで大体1時間以上かかっておったタイムが、今回67分か6分で帰ってきたという、すばらしいこの記録で帰ってこられました。ボランティアの子も、その中に健常者も2人入らなきゃならないんで、6人のランナーの中に。市役所の若い選手が片方に2人、片方に2人という形でね。そして一生懸命頑張っておりましたので、何とかせめてもう1チームのチームでも、半分ぐらいまでは補えるように、もう2台何とかしていただいたら、もう1つのチームが3台で、今1台、7台ありますから1台そっちへ回せますんで、3台でいけばもうひとつ選手の励みになるんじゃないかなと、そのような思いですし、練習はどこでやっとんですかと言うたら、急激な坂のある正明寺でほとんどやってるんだそうです。さっきまではマラソンのとこに入れたらどうですかと言いましたけども、スタートは丹波府立自然公園の事務所の体育館の前がスタートなんですよ。スタートと同時に心臓破りの丘なんですよね。裏の方を登っていくんですから、だーっと旧道の方へ。9号線じゃなくて。だからすごい坂なんです、あれ。そこを一気にスタートのランナーが登っていって、あの丹波路街道を、旧国道の方をどんどんどんどんと走っていくという、結構上り坂もありますし、福知山マラソンのコースも、スタートすれば最初は下りになって、帰りは上りだらだら坂になりますけども、もしことしからは10キロウォークですか、10キロマラソンもあるようですけども、そういう時間帯を利用して、もしそういうマラソン大会にも、車いす大会も1時間前後の競技ですので、できたらもっと福知山もそういう身体障害者のスポーツを愛好している方の励みになるんじゃないかなという思いで言わせてもらいました。また、福祉バスについても必要に応じてと市長さんの方からお答えいただきましたので、その都度またお願いして出させていただいて、選手たちを少しでもあの負担を、またボランティアの青年たちにも少しでも負担をかけないようにしていける方向でまた考えていただきたいな、そのように思います。  図書館についてなんですけども、入院患者、僕もずっと文教建設の方へほとんどおりますんで、その中で図書館委員をもう4年やってますんで、図書館の状態というのは自分なりに把握しておるつもりなんです。本当に移動図書館も毎年毎年増やしていただいて、図書館長以下本当にご苦労なさっていることも承知しております。だけども、その中でやっぱり、僕何でやというたら、ことしの6月に大阪の枚方の市民病院にちょっと友人が入院している関係で行かせていただいたんです。ところが、そこはたまたまその日、市立図書館の移動図書館日で、ピロティーまで来るんですよね。その患者が、一番楽しみなのが来たと言って、自分が出ていって、そして自分がリクエストしておった本をいただいて、そして笑顔満面で病室へ帰られて、また1週間ほど自分で楽しみながら入院生活を送れるというて物すごい喜んで、そして病室の方ももう楽しみにしとるんですと、週2回が、そのように言っておったんで、もちろん福知山市立図書館もこれほど負担かけて大変ですけども、市民病院の方へそういう移動図書館できたら、また市民、テレビ見るよりないんですからね、あそこは。また読書することによって、自分との闘病生活の闘いも何ていうかな、負担も軽くなるんじゃないかなと、そのような思いで移動図書館を市民病院の方へという思いで質問させていただきました。そういう方向でまた1回検討していただきたいなと思いますけども、この件、もう1度、何とかならんもんなんか、お聞きしたいと思います。  それから、司書教諭の件なんですけども、この件もわかりましたんですが、ちょっと難しいかなとは思っておったんですけども、なかなか学校教育に司書教諭というのは結構重要な役割を果たしてるんじゃないかなと思うんですよね。生徒たちに読書、本を借りる時のアドバイスができますし、そういうことがあったら、子供たちもこの選び方も変わってくるんじゃないかなと、そういう思いで言わせてもらったんですけども、今、福知山市に司書教諭の資格を持っておられる方はどのぐらいおられるのかな。もしわかったらお聞きしたいし、資格を有しながら発令されていない司書教諭もよそではおるとも聞いておるんですけども、福知山の場合はその辺どうなっておるんか、その辺をお聞きしたいなと、そのように思います。  朝の読書運動も、それぞれ学校で実施している学校もあると、この前図書委員会でも2校ほど実施しているところの校長先生からお話を聞きました。またそれぞれ、教育長が言われるように、その学校の特色を持った取り組みをされてるようであります。雀部小学校の場合は、地球を1周しようということで、毎朝僕の家のちょうど裏がグランドなので、朝も子供たちに起こされるような感じなんですけども、毎日、朝、来た生徒から順次グランドを10周、20周回ってるといったかな、20周回ってます、毎日。それでもうだんだんだんだんだんだんにぎやかになってきて目がさめるんですけども、遅い時はね。結構、窓をあけて寝ますんで、ちょうどグランドの方から子供の歓声が聞こえてくると。最近は、少ないんです、やっぱり。子供の中には、朝のそのグランドを走ることによって、自分の通学までに来た時間より10分早く行って走ろうとか、自分の足と相談して、20分前に行って走ろうとか、それぞれ子供なりに考えて努力して、学校へ登校してるようです。それであれ、ちっちゃい子も入るというて、ちっちゃい子が早くから走っとるんですわ。6年生の方が足が早いものだから、後から出てきて走るという感じになりますけども、それぞれ学校の特色を持ってやってることはすばらしいんですけども、やっぱり今、何が必要かというと、一番大事なのはやっぱり本との出会いというのが、僕は一番大事やないかなと思うんです。実は、僕も青少年時代はかなりのワルで、本当にこんなこと言えないんですけども、もう言えるような状態じゃなかった青少年時代でした。そして喜年は、必ずあれは死んでしまうぞというぐらいまで、毎日暴力じゃないんですけども、けんかに明け暮れてたという青年時代で、26歳の時に、ある人にこの本を読んでみたらと渡されたのが、連載物の10巻の本でございました。それは、哲人が書いた本で、その本との出会い、戦争ほど残酷なものはない、戦争ほど悲惨なものはない、ただその悲惨な戦争が夜毎どこかの国で起きているというくだりから出発した感動的なその本でございました。それで自分の人間が変わっちゃったです。その本を、本当に3日間かけて10巻読みました。その本との出会いがなかったら、今現在の小野喜年はなかったと、そのように自分も思ってます。その本との出会いで大きく自分を変えることができまして、そういってこの機会に小野喜年は男のロマンをかけようということで、その世界に自分から身を投じていったんです。だから、大事なのは、そういう本との出会いというのが、物すごい僕は大事やと、心の教育にとって今大事なのは読書なんです、やっぱり。自分はだから、必ず月に大体10巻ぐらいの本を読みます。本との出会いというのはそれほど大切なものなんですよ。人間そのものを変えてしまう。だから、今、読書なんですよ。本当にさっきも言いましたように、今は人間一言もしゃべらず1日過ごせるんですよ。電子メールと遊んでおったら。そういう機器と遊んでおったら。だから今、福知山市の中でも、家に閉じこもってる、子供だけじゃない大人でも、そういう大人がいっぱいいるということですわ。今やっぱり読書が一番大事なんで、何とかこの朝の10分間の読書運動を、やっぱり全国的に進めていった方が僕はいいんじゃないかなと、そのような思いで、いろんな学校でそれぞれの取り組みは取り組みとしてあろうだろうが、やっぱりこの読書そのものが今一番求められてる時やないかなと、そのような思いでこの朝の読書運動を言わせていただきましたので、その件も検討はしていただきたいなと、そのように思います。  あと、いじめは減少しておるようですけども、やっぱりいじめは一番いけないことです。ある人が、いじめられる側にも問題があるというけど、いじめほど卑劣なものはないと思います。打たれた釘は、釘は抜いても穴は残りますよ、どこまでいっても。だから、いじめた側は忘れても、いじめられた側は絶対忘れん。自分はだから、子供たちと一生懸命、今は対話してます。8月の佳屋野少年野球クラブ、合宿します。何年から前から、小学校の野球部のキャンプやったんが、今では中学校の子も高校の子もOBが全部キャンプに出てきます。ことしは総勢123名でした。大江山で。来年3年生になる中学校の野球部が8人来てました。今、中学校はいろんな問題を起こしてるけど、悪くするのも、暴力ふるって、先生に学校で暴れて暴力ふるうのも1つの生き方かもわからん。だけども、そういう学校を自分たちで変えていくのも男のロマンじゃないか。お前ら8人で来年は見事に中学校を変えてみと。8人おれば何でもできるよと。そういう話をして、本を読みました。何にする人やったら知ってると思うんですよ。キャプテンクック大航海誌。この本が僕好きなんです。あの荒い海を乗り越えて航海したキャプテンクック。この本を読んでやるんです、私、毎年。人間は努力と信念と、そして誰にも負けないそういうのが必要なんだと。いじめは絶対いけないし、学校で暴力ふるうのもいけないんだ。今、そういう問題が起きると、大人はみんな逃げます。真正面から取り組んでいっていただきたいなと、そのように思います。  先日も、ある中学校の校長先生と話しました。この2年間、小野さんと中学校の校長としてつき合わせてもらったけど、初めて小野さんがこれまで言ってきたことがわかったような気がしますと、そのように言ってはりました。僕は、絶対子供の目をそらして話をしません。子供が集まったら自分は地べたにお尻をつきます。子供の目線より必ず下で話しますよ。そういうので、この校内暴力、また不登校、保健室登校に至ったって、僕はこれからの議員としての、きょう、教育長から数字的にいただいたものを、もう一度自分なりに整理して、今後の議会の発言の一つの糧にしていきたいなと、そのような思いで今回は細々と聞かせていただきました。本当に自分は、再質問で何を言ったかわかりませんけども、これを1つの土台にしながら、また自分なりにこれをつくり上げていきたいなと、そのように思います。  それから、やっぱり薬物です。少ないようですけども、子供もいつやっぱり誘惑受けるかわかりませんので、今、全国的にこの薬物汚染防止キャラバンが全国的に回っているようであります。本市にも機会があれば、そのようなキャラバンカーを迎えるのも1つの方向ではないかなと、そのように思います。覚醒剤、シンナー、薬物は絶対いけませんよ。人間ぼろぼろになります、これは。本当にぼろぼろになります。これだけはやってみないとわかりませんよ。それから逃げ出した時に、どれほどの苦労が要るか。だから、絶対にだめです、これは。だからそういう意味で、今は少ないようですけども、やっぱり機会あるごとにその啓発活動をやっていかなければ、これを今はもう本当に日本にも、もう外国人が多く来ておりますし、いつそのようなものが出回ってくるかもわからないような状況下にあるというのが、事実やと思います。駅前でそういう勧誘も受けたということも聞いてますし、やっぱりそのちょっとしたこと、1回だけだったらいいだろうと、その1回が人間をだめにしてしまいます。地獄の苦しみを味わっていくようになりますので、これもやっぱり少ないからこれでいいというんではなくて、やっぱり努めていくべきではなかろうか、そのように思います。  それから、中学校議会ですけれども、平成9年には委員会でも質問させていただいて、ここで子供議会が開催されました。本当に有意義な子供議会だったと、そのように僕は思ってますし、その子供たちが今、ちょうど中学2年生になっとるんです。その次の年に、和泉議員さんからの発言によって、女性議会も続けて次の年に行われました。やっぱり、今、これまで校内暴力とかいろんなことも総括的に、今、中学生がやっぱり1つのポイントを上げていく時代じゃないかなと、そのような思いで、子供議会なり中学生議会がしていただけるものなら、そういう中学生の生の声を聞いていくのも1つの方法じゃないかなと。もちろん、中学生議会という、この議場でできるような状態じゃなければ、中学校模擬議会とか、全員協議会室を使ってもいいですから、そういうやっぱり中学生との1つの対話をするその場を設定して、今、中学校の子供たちはどのような考えで、どのような生き方をしてるのかも、1つの大人のとらえ方だと、そのような思いで中学生議会をもし開けたらいいなと、そのような思いで質問をさせていただきました。  以上で第2回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  2回目のご質問、一部になるかと思うんですが、お答えを申し上げたいと思います。  読書の話ですけども、学校図書館あるいはまた市立図書館等を利用して、子供たちあるいはまた大人もですけれども、本を読むということは心の教育という上で大変重要であるということはお説のとおりでございます。議員さんの生い立ちの中での本との出会いのお話もございました。皆さん、そういうふうな記憶があろうかというふうに思います。今の子供たちが活字離れをしていることはもうご承知のとおりでございまして、大学生も電車に乗って漫画本を開いて見ておると、本が見るものになってきたというふうな感じも持っているわけでありますが、やっぱり本を読むということは心を耕すと言いますか、豊かにするというか、大変いいものだと思いますし、人生観をつくっていく上でも、人間をつくり上げていく上でも大変重要であろうというふうに思いますので、朝の読書活動、あるいはまた市民病院への移動図書館等の問題、ご提案しっかりと受けとめて、検討をしてまいりたいというふうに思うわけでございます。  それから、学校図書館と関係しての司書ですが、前にもちょっとお答えしたんやないかというふうに思いますが、有資格者は小学校で13人、中学校で7人でありますが、図書館司書としてこの学校で発令をするということは、今はいたしておりません。資格を持っておるということは、学校長としては承知をしておるということでございます。  それから、あと、中学生を中心としたいろんな問題にかかわることでございますが、体験を通して、また今やっていらっしゃる活動を通して、子供たちを本当に健全に育てていこうという思いが心情としてあふれておって、本当に敬意を表して聞かせていただきました。中学校、大変難しい年ごろでございまして、どうぞその情熱をできたら社会人講師として、ぜひ一遍学校で子供たちに聞かせてやっていただきたいなと、また学校長に申しておきますので、お願いをしたいというふうに思います。21世紀を背負っていく子供たちが、本当に健全に育成できるように、行政も大変微力でありますけれども、真剣努力をいたしますし、議員さんにおかれましても、ぜひともそういう役割で活躍もしていただきたいと、このように思うところでございます。  具体的な答弁にはなりませんけれども、いろいろご配慮いただいておりますことに感謝申し上げて、答弁といたします。 ○議長(塩見 仁君)  11番、小野君。 ○11番(小野喜年君)  どうもありがとうございました。  最後になったら何を言うておったかわからんのです。自分もわからんのですけど、これからゆっくりまた頭を整理しながら、今後の議会活動にまた十分配慮できるような方向で頑張っていきたいと思います。本当に、以上で終わります。 ○議長(塩見 仁君)  以上で、代表質問は終わりました。これからは、抽選順位による質問となりますので、発言の持ち時間を30分といたします。  それでは次に、12番、今次淳一君の発言を許します。  12番、今次君。 ○12番(今次淳一君) (登壇)  失礼をいたします。公明党の今次でございます。通告に従いまして、質問をいたします。  初めに、市民プールの施策について。1番目に、利用者数について質問をいたします。ことしの夏は例年にない暑さが続き、琵琶湖においては支流の河川が干し上がってしまい、一時は取水制限が報道されるようになりました。福知山においても連日の猛暑で、農作物等にも影響が心配されるところです。幸い、飲み水などの生活基盤には影響を与えず、一安心しました。しかし、福知山市民にとっては暑さには勝てず、それぞれ涼しさを求めて努力をされました。各小学校にはプールが設けられており、夏休み期間中も開放をされていたと聞いております。蛇ケ端にある市民プールも、7月16日にオープンして以来、8月20日までの間、35日間にわたって開設されました。新聞報道によりますと、1万6,979人が利用されたようです。この利用者数の内訳を、入場料金別に高校生以上、中学生、小学生以下、幼児の付添人、市内在住の心身障害者、65歳以上に分けて、また収入金額の総額について教えてください。  2番目に、償還年度について質問をいたします。市民プールは、資料によりますと昭和41年7月に施設面積9,114平米、50メートル、25メートル、幼児プールの規模で使用開始となりました。以後34年が経過しましたが、諸般の事情も大きく変わってきました。すなわち、各小学校においてはプールは完備されました。また、市の施設として温水プールも昭和57年に開設され、毎年9万人前後の人が利用されております。市民プールの利用人数を平成元年から調べてみますと、平成2年が最高で、2万6,575人が利用されておりましたが、平成8年以降は1万5,000人から1万7,000人台で推移しております。このような状況の中において、利用者から不満の声をよく聞きます。休憩室、脱衣室、シャワー設備等も古く、またプールに入る以外の遊ぶところもなく、ただプールの中で体を冷やしているだけの人もあるようです。近くで便利だが、やはり施設の整った丹波町や氷上町方面へ泳ぎに行きますという家族もおられるようです。確かに建物は組み立てハウスであり、プールサイドのコンクリートブロック床は老朽化しております。維持管理費も必要以上にかかるのではないかと思いますが、施設の償還年度はいつなのかを質問いたします。  3番目に、移転新築の計画について質問します。市民プールの近所に住む方たちと話をしていますと、プールを移転することについてよく相談を受けます。話の内容は、夏の使用期間以外は草も生え見苦しいし、水も腐り、ボウフラもわいているようだ。犬や猫の死骸が浮くこともある。1年365日のうちの35日間だけの使用では、土地利用の点から考えてももったいないのではないか等々であります。現在、旧職員駐車場を観光用に改修工事をされており、大型観光バス2台と乗用車25台が使用できるとのことですが、キャッスルゾーン整備構想によりますと、将来的にはこの市民プールも駐車場にするよう計画をしているとも聞いております。現在、復旧工事が進められている福知山城の石垣工事が完成すれば、観光客も大幅に増えるのではないかと予想されます。観光地、市街地において、駐車場は幾らあっても悪いことはあり得ません。この機会に、現在のニーズに合った市民プールを、また1年を通じて使用できる施設を移転新築されるべきではないかと考えますが、中村市長の将来の展望をお聞かせください。  次に、古墳遺跡について質問いたします。1番目に、古墳遺跡に対する行政側の姿勢についてであります。福知山市において、昭和61年10月は忘れることのできない年になりました。それは、福知山の歴史を全国に知ってもらうことになり、日本の古代史を揺るがす古墳として大々的に報道されました。この年は、駅南周辺開発の区画整理事業に先立つ発掘調査が、国道の南側の丘陵地にある広峯古墳群で行われました。そして、前方後円墳広峯15号古墳から、景初四年に始まる35文字の銘文を記した盤龍鏡が出土しました。邪馬台国の女王卑弥呼に関係する鏡として、注目を浴びたのでした。また、近くにある寺ノ段2号墳からも、方格規矩鏡と内行花文鏡が発掘され、古墳時代の開幕を告げる由良川中流域の代表的な古墳であることが明らかになったのです。このほかにも、歴史上、大きな意味のある古墳もあり、福知山市内には約1,000基の古墳が確認されているとのことです。このような歴史のある地域に福知山を、市長はどのように認識し、古墳に対する姿勢を持たれているのか、お聞かせください。  2番目に、西谷古墳群や他の古墳の保存について質問します。昨年の夏に盤龍鏡の発掘現場を見たいと現地へ行ったところ、それらしい場所が見つかりません。後日、関係者に確認したところ、それは区画整理でつぶされてしまいましたとの答えに絶句をしたと、思わずなんでと言ってしまいました。それからは、改めて福知山地域の古墳の保存について関心を持つようになりました。分科会間近の探検隊も参加して、牧の古墳群も見学しましたが、牧正一古墳は前方後円墳の形が崩れ、石室には土砂が埋まり、荒れ放題になっていました。ことしの4月15日に、西谷古墳群の発掘調査の現地説明会があるとの報道で、早速行きました。場所は、三段池公園大はらっぱ地区整備事業の一角にあり、事業の実施に当たり、どうせ破壊されるので発掘調査をしたとのことでした。内容は、古墳時代後期の横穴式石室墳5基で、おおむね6世紀後半を前後する時期に築造され、7世紀初頭にかけて追葬が行われたとのことでした。現地に立つと、4号墳から8号墳まであり、円墳15メートルから22メートルのもので、お碗をひっくり返したように土盛りがしてあり、何か荘厳な雰囲気が漂っています。石室に使った大きな石はほとんど持ち去られており、一部が残った状態です。石は福知山城の石垣に使った形跡はなく、一部は昭和20年代に由良川の護岸工事にも使用したのではないかと推測され、副葬品については勾玉、耳飾りの一種、馬具の金具、須恵器等が出土しています。今回の説明会に参加して感じたことは、福知山の歴史、遺跡を広峯古墳のように壊してしまうのは、何とか回避しなければとの思いでした。三段池公園周辺は、福知山の中でも非常に多くの古墳が密集する地帯で、稲葉山古墳もすぐ近くにあります。三段池公園は近代的なスポーツ施設、植物園、児童科学館、動物園等がそろっており、福知山市民の憩いの場になっております。福知山の歴史を知り、また未来を託す若い人たちに、これら古墳を残していくのは大人の責任です。大はらっぱ広場の事業の一部を変更して、史跡として残していく考えをお持ちなのか、行政側の方針をお聞かせください。  3番目に、文化財と教育について質問をいたします。ことしから教育委員会では、福知山出前博物館を立ち上げられ、文化財をいろいろな形で多くの市民に紹介して興味を持ってほしいとの趣旨で始められたと聞いております。西谷古墳では地元の小学生が見学をし、大変興味を持ったとの新聞報道がありました。教科書の知識だけでなく、実際に現地を見たり、副葬品等に触れてみることは、子供にとって忘れることのできない経験になります。歴史の詰まった史跡を、人格をつくる教育にどのように位置づけされ、また今後の学習カリキュラムの中に取り入れられるものなのかをお伺いいたします。  次に、由良川の河川整備について質問いたします。1番目に、昭和28年9月に発生した台風13号から受けた教訓についてであります。この年の台風13号は、近年まれに見る被害をもたらし、総雨量360.2ミリメートル、最高水位7.8メートル、死者36名、行方不明1名という大きな被害を出してしまいました。また昭和34年には、伊勢湾台風15号により、死者2名、行方不明1名の被害が出ており、この時の最高水位は7.1メートルでした。現在の整備状況から判断して、同じ規模の台風が来た時、どれぐらいの被害状況を想定されているのか、また47年前の教訓がどのように具体的に生かされているのか、河川整備の状況の率直なところをお聞かせください。  2番目に、由良川水系河川整備基本方針について質問をいたします。平成11年12月1日に、河川審議会の答申を受けて、由良川水系河川整備基本方針を建設大臣が決定しました。主な内容は、河川の総合的な保全と利用に関する基本方針と、河川整備の基本となる事項であります。その中で、計画高水位については、DPプラス20.19メートルと記載されております。これは福知山の基準年に置き換えると7.75メートルであり、13号台風の最高水位に近い数値をとっております。この基本方針の決定までの経過と、河川整備計画に盛り込まれている意見を言える学識経験者の人選についての内容と、これらの決定に対して、地方公共団体の長としての意見をお伺いいたします。  3番目に、音無瀬橋下流右岸の築堤について質問いたします。さくら橋から音無瀬橋、安井に続く由良川右岸の築堤は、平成7年までに完成し、関係者一同喜んでいるところですが、なぜか城山地区の西側部分の一部、約100メートルが築堤未完成のままになっております。この問題につきましては平成8年に質問が出ておりますが、その時の答弁として、早急に完成していただくよう建設省にお願いしてまいりたいと言われました。昨年6月の豪雨で、急遽一部土盛りがなされたようですが、状況は余り変わっておりません。これでは、地元住民にとっては安心できるものではなく、既に昭和28年の13号台風から47年がたっており、いつあのような豪雨が襲うのか、大変心配なことであります。ことしの9月12日には東海地方に集中豪雨があり、堤防の決壊による原因等で死者7名、行方不明2名、約8万所帯に避難勧告が出された災害も現実に起こっております。築堤未完成に対する理由はいろいろあると思いますが、河川右岸で生活する住民2,800人にとっては納得ができません。今までの経緯と今後の展望についてお聞かせください。  これで1回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  ただいまの質問に対する答弁は後にいたしまして、この際、暫時休憩いたします。  再開は、3時10分といたします。               午後 2時53分  休憩               午後 3時10分  再開 ○議長(塩見 仁君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  理事者の答弁を求めます。  市長。 ○市長(中村 稔君)  市民プールの利用状況につきましては、教育委員会から答弁をしていただきますけれども、このプールの移転とかの問題でございますけれども、今のところは、私としてはそういう考えは持っておりません。したがって、今の現状でプールの例えば修理というものが要るんだったら、そういうふうなことに心がけて、プールはそのまま存続を図りたいというふうに思っております。  それから、古墳に対する考え方ですけれども、ご存じのようにこの古墳というのは、やっぱり歴史、文化の蓄積といいますか、そういうふうに考えました時には、できれば残したいというのが本心でございますけれども、この西谷古墳群というのは、非常に6世紀から7世紀にかけての非常に貴重な遺産だというふうにも考えられますけれども、三段池のあの開発をする上に邪魔になることは事実でございますので、その辺のところは今後の問題として、よく博識者のご意見を聞く中で、対処してまいりたいというふうに思っております。私としては残したいけど残せないだろうというふうに思っております。  それから、このカリキュラムの中にそういった文化財というものを織り込むということはどうかということですけれども、これは昨年の9月には遷喬小学校のこの石原古墳、また昨年、ことしの7月には庵我小学校の西谷古墳、この今の古墳の発掘の現場の見学だとか、上川口小学校の土器づくりや火おこしの体験等、実施していただいておりまして、今後も学校と連携を持って、文化財の保護について、またその学習についてはやっていくように努力をしてまいらなければならないというふうに思っております。  それから、由良川の整備の問題でございますけれども、これは28年災害のそういう悲惨な状況から、一応毎秒6,500トンというのを1つの基準に置きまして、改修がなされているということでありまして、大野ダムの建設だとか、あるいはまた河道の掘削だとかというものを暫時進めてきていただいておるわけでございます。法川の改修だとか、あるいは荒河の排水機場の設置やとかということで、内水処理対策はやっていただいておりますし、また堤防のああいう階段式の堤防でもって、この市街地を守るための堤防を補強するというふうなこともやってもらっておるわけでございますが、今日、非常に集中豪雨だとか予測しない降雨量があることも十分考えなければならないだろうと。下水一つにいたしましても、あれは40ミリですか、それを基準に持っておるわけでございますけれども、それ以上の降雨量があった場合には、その下水から溢水をするということになって、その対策としてはいろいろ考えられておるわけでございますが、この調整池をつくって、その流れを一応一時補完するというふうなことだとか、あるいはまた法川にはポンプを3台に増設をしてもらうとか、あるいはまた弘法川の流域といいますか、上流には持原池なんかの貯水量を増やすとか、いろいろそういったもので考えられているということは、これは事実でございます。そういうふうなことでありますけれども、由良川の全体から見まして、まだその築堤ということには非常に、戸田の問題にいたしましても、あるいはその他の大江町の問題にいたしましても、まだまだやらなきゃならないことが多くあろうというふうに思っております。  河川整備の基本方針として、平成11年度の12月に治水・利水・環境の総合的な河川制度を図ることとした由良川水系河川整備基本計画が決定をされまして、いま現在としては15人の委員からなる由良川水系流域委員会を本年3月に発足をされ、審議中であるというふうに聞いております。本市からは連合婦人会長、また元市都市緑化植物園長なんかが委員として参画をされておるわけでございまして、どういうふうに進んでいるかということについては、具体的には承知しておりません。しかし、1つにはこの法線というものを、戸田の法線なんかが決定していただいているということは、これは今後相当の金額になろうと思いますけれども、大きなこういう由良川水系の河川整備としては、大きな問題でなかろうかというふうに思っておるところであります。  音無瀬橋下流の右岸の築堤でございますけれども、現在、その築堤の外に民地において営業されている業者があるようでございまして、そのために一部暫定区間がある状況というふうになっております。今後は、まずその移転先の問題等を解決することが先決でありまして、建設省とともに鋭意努力してまいりたいと考えておるわけでございます。建設省としては、出水による危険な状態になった場合には、緊急の対策を対応を図る体制が整っているというふうに言っておるようでございます。  以上。 ○議長(塩見 仁君)  教育部長。 ○教育部長(正木 宏君)  市民プールの利用状況についてお答えをいたします。平成12年度の料金別の利用者数ですが、大人、これは高校生を含みますが、2,559人、それから幼児付き添いの大人、1,077人でございます。中学生が957人、それから子供、これは小学生と幼児ですけれども9,171人、それから65歳以上の高齢者が96人、それから心身障害者の方が7人、それから専用使用というのがあるんですが、これは保育園とか幼稚園ですけれども、延べで3,218人、合計が1万6,979人でございます。  それから、平成12年度の総収入額は118万6,240円でございます。  それから、市民プールの耐用年数は何年かというふうなお尋ねがございましたけれども、市民プールはプールの本体とそれから機械設備、あるいは管理棟等で構成されておりまして、全体で耐用年数を算出することは非常に困難であるというふうに思っております。昭和41年に開設をいたしました後、平成元年から平成2年度にわたりまして大改修を行ったのを始めまして、定期的に改修を重ねておりまして、当分は使用可能だというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  12番、今次君。 ○12番(今次淳一君)  自席より失礼をいたします。  市民プールにつきましては、細かい数字をどうもありがとうございました。1万6,979人ということで、総収入が118万6,240円、金額的に高いか低いかは別としまして、今後またどういうことで推移するか、ちょっとまた見守っていきたいと思いますが、きのうまた確認したんですが、建物自体はプレハブということで、余り上等なものでもありませんし、そのあたりももう少しちょっと福知山の顔として検討してもらいたいと思います。また、近所の方によりますと、防火用水の用途もあるんかなという話もされておりましたが、これにつきましては、土地利用から考えますと地下埋設方法もありますし、何とか再度検討をお願いしたいと思っております。  また、このスポーツにつきましては、今も福知山の町の活性化ということで、スポーツを主体としたイベントもたくさん行われております。水泳につきましてもその一員に加えていただいて、日本の大会、また大きくは世界の大会を開けるようなことも視野に入れた今後の展望をよろしくお願いしたいと思います。  それと、2番目の古墳遺跡についてでありますが、市長にも苦しい思いをちょっと聞かせてもらいましたが、歴史の文化、またそれについて残したいという本心がある反面、またつぶさないかんなという気持ちもちょっと聞かせてもらって、ちょっとどういうぐあいに解釈してよいのかちょっとわからないようなとらえ方をさせてもらいましたが、この古墳等につきましては、本当に厳しい予算の中ですので、どうしてもこういう形のものは削られていく可能性も今まではあったかと思いますが、これではやっぱり福知山の史跡を残していく、歴史を残していく上においては、非常に残念なことではないかと思います。このような問題をちょっと私自身思っておりましたが、市民の方からも手紙をいただきましたので、この場をお借りしまして読ませてもらいます。  福知山には、いま現在100を超える指定文化財があると聞きます。地方の市町村としては破格の指定数らしく、関係者の皆様の努力はなみなみならぬものがあると感じています。国の重要文化財のほか、京都府、福知山市も指定文化財として数多くの建物、美術工芸品、彫刻などが文化財として認識され、将来にわたって伝承されることは大変喜ばしく、今後より積極的に指定保存の網をかけていただきたいと思います。その一方で、遺跡や古墳などの埋蔵文化財は、発掘調査の後、破壊され、保存が困難な場合が通常となっているようです。もちろん、すべての遺跡の保存を訴えるつもりはありませんが、十分な協議、議論を行い、保存できるものは保存する努力をお願いしたい、景初四年銘の盤龍鏡が出土し、日本の古代史、歴史に一石を投じ、全国的に話題となった広峯古墳は既になく、いまだその検証すら行われていない。盤龍鏡時代のお城では、複製品しか展示できないと聞きます。本物はどこにあるのでしょうか。少々お粗末な話であり、このあたりで福知山市の文化財行政が問われるでしょう。できるだけ早い時期に発掘を記念する施設をつくり、検証する必要があると思います。また、発掘調査で発見される埋蔵物も毎年のように増え続け、収蔵されている文化財も一元的には管理できなく、数カ所に分散されていると聞きます。せっかくお金をかけて発掘をされた出土物も、日の目を見なければ本当に宝の持ち腐れになってしまいます。やはり福知山の歴史資料を管理し、それを学習できる文化財センターの整備が急務でしょう。  このような手紙をいただいております。これにつきましては、午前中の答弁もありましたように、たくさんの資料をあちこち分散しておるということで、大変なことだと思います。できますれば、この手紙にありましたように、この資料、文化財を基本になる古墳時代を、広峯古墳の様に開発してしまえば、これはもうもとのもくあみになりますが、できましたらこの古墳も残していただき、できましたらそれにあわせて、その近くにこういう資料館をつくっていただいて、こういう福知山の遺跡の資料を1カ所に集めて保存してもらうことも、福知山の大きな事業になるのではないかと思います。再度、この件につきまして、市長の再度のご検討をよろしくお願いしたいと思います。  それと、由良川の文化財と教育につきましては、教育長が言われましたように、いろいろな面におきましても、また学習等していっていただきたいと思います。やはり私たちの歴史を残していくことは、本当に責任があると思いますし、またそういうような経験、また体験が必ず将来にプラスになるようなことになると、私は確信を持っております。  最後に、由良川の河川整備でありますが、いろいろ事情もあると思います。思いますが、きのの井上議員の方からも紹介がありましたように、東海豪雨の際には何か中村市長も新幹線に乗っておられ、大変な経験をされたように新聞報道を聞きました。その中で、市長は水害の恐ろしさ、堤防決壊の恐ろしさを見せてもらった、福知山市は市街地の堤防がしっかりしていてありがたさを感じましたと話されたようですが、私たち猪崎側におります者にとっては、今の現状では決壊した状態と同じようなものであるのではないかと私自身、解釈しております。建設省の方も、すぐ横に水防に対する建物を建てられて、急遽何かあった時にはそれを活用するというような話も聞いておりますが、現実、やっぱり目の前にああいう一部落ち込んだ状態があるところでのことを見ておりますと、どうも納得しかねます。また、業者の方ともまだ話も、引っ越すだけのことではなく、あの状態においてのまた築堤をしていくような、そういう方向もまた考えられるのではないかと思いますので、早急な築堤の完成をよろしく市長にお願いしたいと思います。このように、築堤につきましては、今の現在のままでは天災で通りますけど、これをこのままおいといて、もし災害が起こった場合には、天災では済まされなくなるのではないかと危惧するものであります。どうか、再度市長におかれましては、この件につきましてまた早急に完成するよう、また建設省との話し合いをよろしく努力していただきますことをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(塩見 仁君)  教育部長。 ○教育部長(正木 宏君)  景初四年の銘の入った盤龍鏡は今どこにあるんかということがございましたけれども、ジュラルミンの箱に鍵をかけて入れまして、会計課の金庫の中に今、保管をいたしております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  次に、19番、武田光正君の発言を許します。  19番、武田君。 ○19番(武田光正君) (登壇)  失礼いたします。2日目の最後の登壇をさせていただきました。福政会の武田でございます。通告に従いまして、一般質問を行います。  まず初めに、市の管理職のあり方についてでありますが、21世紀へもあと102日でございます。21世紀は、非常にこの行政におきましても、地方分権により本市の責務がますます重くなる中で、福知山市の管理職は優秀であるとの評価は、他市に比べて高いわけでありますが、果たして組織を統括し、職員を指導、監督、さらには育成するといった点はどうでしょうか。私は、管理職の仕事は一に担当者の仕事の延長ではないと思うのでありますが、本市には課長もみずから手を動かして、常に何かをしていないといけない、そしてすべてを知っていることがあたかも優秀な課長であるといったような風潮がございます。常に難しい顔をしてもくもくと事務をこなし、決算委員会などの前には一生懸命勉強する、そんな課長が多いように思うわけでありますが、確かに何もしないよりも、した方がよいわけでありますし、知らないより知っている方がよいことは間違いないことでございます。が、例えばオーケストラの指揮者が、みずから楽器を演奏しないように、課の長である課長は、常に職員を統括し、市民の負託にこたえた仕事をしているか。効果的な仕事ができているか。そうしたことに心を砕くべきだと思うわけでございます。極端な話でありますが、実務はすべて担当者に任せ、課長は全体を統括すればよいのではないでしょうか。また現在、心の病で休養している職員もいると聞いておりますが、職員の様子にも常に温かい心を配り、身の上の相談や心のケアをするのも課長職の重要な職務だと思うのでございます。  こうしたことを踏まえ、市長が思い描かれている優秀な管理職、特に市民に対しても職員に対しても第一線を指揮監督する優秀な課長職とはいかがなるものか、お尋ねをいたします。  次に、生涯学習のまちづくりでございますが、先日、ある新聞に島根県の小さな町の記事が載っておりました。それは、国際化、情報化、少子高齢化、環境問題など、我々が直面する課題は多種多様である、生涯学習とはあらゆる世代の人が、その解決方法を学ぶという活動を通して、発見する営みのことであるが、生涯学習をめぐる行政の課題は、住民のそうした活動が自在にできる環境を整備することにある。そこで、その町では、まず第1に子供の生きる力をはぐくむために、学校と地域社会の連帯を大胆的に進め、多様な体験の場を準備する。第2に、講座参加型から脱皮して、自身運営参加型の学習の場を創造する。第3に、行政の役割と機能、住民の生涯学習活動の活性化に必要なインフラ整備と位置づけ、学習支援の組織強化を図る。その町では、このような視点をもって、体系的、組織的にまちづくりが進められております。本市においても、中村市長のもとで数々の生涯学習の施策が打ち出されているところでございますが、この町から学ぶところもあるのではなないかと思うわけでございます。市のお考え方をお尋ねをいたします。  次に、長田野周辺整備にかかわる環境整備についてでございますが、下六人部学区の整備については、多方面にわたりご配慮を賜っているところでございますが、かねてから懸案になっております天井川の改修については、当初の市の説明によりますと、既に完了していなければならないはずでございますが、ところが、一部拡幅と新設、さらには旧国道9号線の長田橋の拡張は、いまだに未完成でございます。長田橋につきましては、下六人部小学校、中学校の通学路となっておりますが、旧国道でもあり、交通量が多く、橋の部分で急に狭くなっていることから、いつなんどき取り返しのつかない事故が発生するやもしれません。これについて、一刻も早く対策を要望するものでありますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  引き続いて、下六人部学区の環境整備についてでございますが、この間は過去に幾度もなく質問をしておりますが、ご承知のとおり、年々状況が悪化する傾向にありますので、あえて再度質問をいたします。市長もご承知のとおり、岩間の国道175号線から長田野工業団地へ入る道についてでありますが、このルートは道幅も狭く、常に危険なルートでございます。昨年、京都府の企業局との話し合いの中で、打開策として、田を通過して岩間橋に接続するバイパス道路を考えられますが、この計画、進捗状況についてお尋ねをしておきます。さらには、上松地区の市道上松1号線、公民館西の排水路であります。それと同時に、段地区の市道法林寺線については、道路幅が非常に狭い上、排水が悪く、住民の日常生活に支障を来しております。市当局も視察もしていただいたところでありますが、改善策のお考えをお尋ねしておきます。  次に、駒場公園の拡張についてでございますが、これも天井川の改修と深くかかわる問題でございますが、駒場公園につきましては、非常に狭く、現状のままでは自治会の行事に大変不便を来しております。地域の中心にあるこの公園は、住民の憩いの場や子供たちの遊び場のみならず、万一の時には住民の緊急避難場所となるところでもございます。先ほどお尋ねいたしました天井川の改修を早期にしていただくことにより、この公園の整備も促進すると思うわけでございますが、市のお考えをお尋ねをしておきます。  最後に、福祉施策についてでございますが、福寿園の改築について、お尋ねをいたします。福寿園の改築には、あらゆる方面から再三要望が出されてきたところでありますが、老朽が激しく、とてもお年寄りがゆっくりとくつろげるようなものではございません。介護保険法の施行に踏まえ、市長はこの施設をどのようにしようとお考えなのか、お尋ねをいておきます。  次に、下六人部保育園についてお尋ねをいたします。下六人部保育園は昭和25年5月に施設の許可を受けておりますが、昭和52年に建て替えを行っております。その当時の園児は120名でございます。今は150名の園児がございます。その中で、子供たちの体格が著しく大きくなっており、許可当時の施設では、教室やトイレなど、何をとっても子供たちが狭苦しい感じをしているのではないでしょうか。そこで、この改築等について、市長のお考えをお尋ねをしておきます。  以上で、第1回の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  管理職のあり方ということで、ご質問がありました。行政は人であるというふうに言われますとおり、行政に携わる者は、常にやはり市民の皆さんの要望に沿って対処をするということが、これがもう根本でございますが、管理者としての心構えといたしましては、やっぱり部下を愛するということ、これが非常に指揮を鼓舞する上におきましても、また事を進める上におきましても、これが基本になるのではないかというふうに思います。それと、やっぱり部下の責任を持ってやるというか、責任を持つということ、責任を持つということは、それを部下の責任として問うんじゃなくて、自分の責任として把握するということ、それから部下のやることを信じるということ、これもリーダーシップとしての必要な心がけでなかろうかというふうに思っております。特に今日の行政は、市民からの要望もまた強く、そしてそれに対処せざるを得ないところが、その予算が財政的には非常に厳しいといった場合に、やっぱりその部下に任すんじゃなしに、部下の責任を管理者が持ってやるということ、そしてその部下を愛して信頼をするということが、これがやはりリーダーシップを持つ者としての大きな心がけじゃないかというふうに私は思っておる次第であります。  それから次に、長田野周辺の整備に関する問題として、天井川の改修がございますが、これも府の補助また国の補助ベースも必要でございますが、完了の予定としては平成18年を目標に現在やっておるということでございまして、非常に財政上、厳しい、これは国、府ともにそうでございますし、市の方といたしましては、この国の補助が仮に出ますれば、起債がつくということにもつながってまいりますので、やはりこの国の補助枠を確保するということが、まず第一でなかろうかというふうに思います。おっしゃいます長田野橋、結局これも天井川と関係がするというふうに思っておるわけでございますが、この天井川の計画の延長というのは910メートル、未改修部分が397メートルございまして、改良済が513メートル、こういう現状でございます。したがって、市といたしましては国、府に対しまして補助枠をできるだけたくさんいただくように、今後取り組んでいかなきゃならないというふうに思っております。  それから、自治会の要望のある道路でございますけれども、これもたくさん要望もある中で、やっぱりこちらも財源の関係がございますし、これは恐らく単独の事業であろうというふうに思いますので、うちのふところぐあいも、これが大切でございますので、順次危険度、緊急度というものを考慮しながらやらざるを得ないということで、ご了承をいただきたいと思います。  それから、駒場の運動公園でございますけれども、約半分を調整池として利用しておるわけでありますが、予定面積が約4,000平方メートル、うち開設する区域が2,100平方メートルで、半分は調整池として利用しているということであります。この調整池は、準用河川天井川が改修されるまでは、下流域の治水対策上、必要でございますので、今後はその改修工事の進捗にあわせまして、公園の拡張整備を検討していきたいというふうに思っておるところであります。  それから次に、福寿園の問題でございますけれども、ご存じのように、とりあえずのところ、雨が降り込んだり、あるいは防火の施設だとかそういったものは取りつけまして、今の現状を保持するための処置は一応やっておるわけでございますけれども、この第2次の高齢者保健福祉計画に沿って、慎重にやらなければならないとは思うんですが、府と協議をいたしまして、早急に改修が可能なように働きかけてみたいというふうに思っております。したがって、それまで一応ご猶予をいただきたいというふうに思います。  それから、保育園でございますけれども、これは昭和52年に改築をいたしまして、平成3年に一部増築をしておるわけでございますが、比較的に新しい保育園でございまして、定員は150名、その時の基準は1人当たり面積5.8平方メートルで、全体で870平方メートルというふうになっておるわけですが、これは基準で、補助基準でございますが、現在の施設としては1,022.37平方メートルと基準は満たしているということであります。国の基準というのは、何でもそうですけれども、非常に厳しいものでございますので、どうしても市の単費ということをやらざるを得ないわけでございますが、この下六の保育園につきましては、施設その他改良を要するところは、それがこの改築とは別の問題でございますので、そこは十分検討はしていかなけりゃなりませんけれども、施設の増築ということにつきましては、いましばらくご猶予を賜りたいというふうに思っておる次第であります。  以上。  生涯学習につきましては、教育委員会、ひとつお願いします。 ○議長(塩見 仁君)  教育長。
    ○教育長(大西重喜君)  それでは、生涯学習のまちづくりについてご答弁申し上げます。島根県の小さな町でやってる考え方の中から、3点についてご質問があったように思います。  その1つは、子供の生きる力をはぐくむ体験の場の創設についてでございました。子供たちがこれからの人生の中で、それぞれの個性や能力を伸ばし、充実をした心豊かな人生を送るために、生涯にわたりまして、いつでも、どこでも、だれでもが学習できます環境づくりを推進していくことが重要でございます。教育委員会では、子供の科学、物つくり教室支援事業で、古代チャレンジ教室やひょうたん工芸教室、炭焼き教室だとか自然科学教室などを開催をいたしておりまして、児童生徒や保護者の方等、多くの参加を得ておりまして、貴重な体験の場を提供をいたしておるわけでございます。また、学校でもそれぞれ地域社会と連携を結びながら、生きる力をつけるための体験活動をしてもらっておるわけでございます。  2つ目は、この講座参加型から自主運営、自主参加型の場の創設ということでございました。本市でも、講座や事業の実施に当たっては参加から参画へ、そして実践へということを目指しておりまして、ボランティアや地域学校等の協力も得まして、地域の資源、人材を活用しながら、自主運営参画型の学習の場の提供に努めておるというところでございます。  最後の学習支援の組織化でございますが、社会教育施設の整備を図りまして、生涯学習推進体制のさらなる充実を図りますとともに、ことしは7月から開設をしております子供センターによる学習情報の収集と、情報誌によります情報の提供に努めておりますが、今後はさらに住民参加のもと、生涯学習推進のためにの学習支援に努めてまいりたい、このように思っておるところでございます。  以上です。 ○議長(塩見 仁君)  19番、武田君。 ○19番(武田光正君)  自席から失礼をいたします。  市長さんがお答えしましたように、管理職のあり方について、確かに市長の思いはそのとおりだと思います。やはり、基本的には管理職というのは人を愛する、人を信じるが基本的な考え方だろうと思います。それと、もう1点ですが、この市の職員の中で心の病ですか、そういった休養を、休んでいる職員がこの12年度で何人ぐらいあるか、お聞きをしておきたいと思います。  それともう1点は、この管理職の研修のあり方、これについて、これは総務部長の方から答えていただいたらいいんですが、この今の実態をどう方向しているのか、お伺いをしておきます。  次に、生涯学習のまちづくりでございますが、確かに今の時代に難しい問題がございます。ご承知のように、この福知山市におきましてもいろいろな不慮の事故、あるいは自殺等が、青少年あるいは小中学校でも起きていると聞いておりますが、そういった踏まえた中で、その生涯学習の基本理念をやはり市民にきちっとPRして、行政が今、何をやっているかということを幅広く知っていただいて、それで参画型にしていただきたいなという思いでございます。そういった面について、もう一度お答えを願いたいというふうに思います。  次に、長田野周辺整備にかかわる環境整備でございますが、私はこれ、15日の敬老会に参加をしておって、ある老人が私のそばへ来て、武田さん、あんたよい質問をしていただくんやけど、市長にこれだけは言うといてほしいと、注文がございますので、長田野周辺整備事業にかかわることは、1つは防衛庁の演習場がございます。防衛庁の周辺整備事業を合わせて、そして今、長田野工業団地、これは下六人部学区の住民が非常に協力して、団地は土地を提供してしてきた経過がございます。そういったことを踏まえて、下六人部学区については、特段の市のこの長田野周辺整備については、協力をしていただきたいという強い思いでございました。というのは、確かに長田野工業団地がきて、福知山市は経済的にも潤っていることは事実でございます。反面、周辺についてはご承知のとおり、工業団地ができて約30年になります。施設も工場も老朽化をしております。それに伴うて公害病、粉じんの公害等が出ていることも事実でございます。そういったことを踏まえながら、周辺の住民は我慢をして、そして福知山市に協力している実態がございますので、その辺十分肝に銘じて、この長田野周辺整備事業についてはご協力を願いたいということをつけ加えておきます。市長の考え、もう一遍この件についてお答えを願います。  それと、駒場の公園の拡張についてでございますが、これは平成8年に区画整理事業が終わりまして、その当時に終わる予定でございました。しかし、事業はどうして遅れるか僕もはっきりわかりませんが、天井川の工事が遅れております。この公園の拡張の件でございますが、今、調整池としてしておりますが、実際、昨年の大雨が降りましても、そう水もたまっておりません。実情は、調整池として機能はいたしておりません。それで、駒場の住民の方が言うんですが、せめてもう2分の1、公園として使わせてもらえんやろうかということでございます。この件、市長の方でもう一度ご検討をしていただきたいというふうに思います。  それと、次に福祉施策についてでございますが、これはこの間も敬老会の行事の時でも福寿園のことが出ておりました。これだけ少子高齢化時代が来るというのに、旧態依然の福寿園の現状やと、福知山市はやはり老人を大切にするということは、よく祝辞やなんかに述べられておる。しかし実態として、福寿園について市の唯一の施設でも、それが現状のままや。言うてることとしてることがわからない部分があるという、それは確かに予算面もございますが、しかし市長としては、この介護保険法の施行を伴った上で、もう一度この福寿園については考え直していただきたい。それは、今言うてるように雨が降らんような施設には、そういった形はしているということを聞きましたが、確かにしていただいております。屋根も修理もしていただいたりしておりますが、昔から言う古家の造作が非常に費用がかかるということでございますので、その辺、やはりこの今の福祉施策のニーズに合った考え方をもう一度示していただきたいなということでございます。  第2回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  この長田野の周辺事業で、整備で、工業団地にしても自衛隊の演習場といいますか、にいたしましても、やっぱり地元の皆さんのご理解、ご協力があって初めてできているということ、これは常日ごろよく聞かせていただいておりまして、私もそれはもう事実、そういうふうなことでございますが、要はこの防衛施設庁の関係で、あそこは自衛隊が借りているというふうなこと、一応また私も時を見て近畿の防衛施設局の方へ行きまして、何らかの手当といいますか、処置ができないものか、草刈りひとつにしても、ちゃんとやっていただくというふうなことでも結構でしょうし、あるいはまたその周辺との境というものをきちっとやられるということも大切なことだと思いますんで、一度そういう機会をつかまえて、やっていきたいというふうに今感じたわけであります。  今度は、長田野会館が市へ移管に10月になるわけでありまして、そこには企業とのこの交流の場というものも当然これ出てくると思いますので、そういった話し合いの時にも周辺の公害といいますか、粉じんなんかが仮にある場合には、そういうことを話してやっていってもいいんじゃないかなという感じを受けております。  それから、駒場の調整池ですけれども、これ2,000平米を半分にせえということですけれども、これはちょっとこちらの計算上は無理やと思うんです。これはもうそのとおりで、今の計画でやらせてください、それは。  それから、福寿園のやつは、これも金があったらの話で、やっぱり国からなり、何かこうもらわんことには、市で単費でやるというかい性はまだないですわ。そこまで持つかどうかということになると、ちょっとあれですけれども、できるだけ職員も一生懸命やっておりますし、唯一の施設でもありますので、市の持っている本当に老人施設だと思いますので、ひとつもうしばらくといいますか、しばらく言うたらまた言われるかもわからんけど、ちょっと財源の見通しがつくまで、ちょっと待っとってもらわんとしゃあないと思うんですけどね。そういうことでひとつよろしく。 ○議長(塩見 仁君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  生涯学習社会が到来をしたわけでありますが、さきにも申し上げましたように、市民一人一人がそれぞれの個性や能力を伸ばして、充実をした心豊かな人生を送るための、そういう学習社会をつくっていくということで、その条件整備を行政がしていくわけでありますけれども、現在この担当は、教育委員会の生涯学習課ということになっておるわけでありますが、これは本当なら行政総体として進めていかなきゃならない、そういう問題でもありますので、現在では生涯学習推進基本計画というのを、現在庁内の関係職員で原案を作成をしておる途中でございます。その中身の会議としましては、生涯学習推進会議というのがございまして、これは関係部長級で構成をしておりますし、その下に生涯学習推進幹事会というのがございまして、主管、管理主管課長が当たるということになっております。そして、一番実務として研究しておりますのが、生涯学習の推進プロジェクトチームで、実務担当者がかかわっておるということでございまして、現在、鋭意原案の作成をしておるということでございます。今お話がありましたように、21世紀に生きて活躍をする子供たちの問題について、大変ご心配の向きがたくさんあるわけでございますけれども、本市ではかねてから、心の教育実践活動を推進をしておるわけでございまして、ことしは各コミセンで取り組んでおりますものにプラスをして、全市一斉のあいさつ運動を9月1日を皮切りに実施をしました。これも啓発啓蒙に努めて、宣伝活動もしたわけでありまして、一定の効果はあったというふうに思っておりますが、今後も全市の問題、大人の問題として取り組んでいきたいなということも含めて考えております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  総務部長。 ○総務部長(芦田 昭君)  失礼をいたします。  管理職の関係の中におきまして、職員の健康管理につきまして、現在休職中の職員、しかも心の病としての休職中の職員は何人かというお尋ねがございまして、本日現在2人の職員が休職をいたしておる状況でございます。  さらに、この管理職の研修の関係につきましてお尋ねがございました。本市といたしまして、課長級になりました職員に対しまして、初年度と第2年度ということで、2年間にわたりまして管理職の研修を実施をいたしております。職務、人事管理の能力の向上を目指しまして実施をいたしておるものでございまして、恒常的に実施をいたしております。さらにそのほかに、その時その時の大きな課題に応じまして、随時研修を行っておりまして、市長が申し上げましたような部下の指導育成に当たりましての管理職の姿、また管理職自身がみずからしなければならない新たな課題等につきまして、折々を設けまして研修を深めておるといった実態でございます。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  19番、武田君。 ○19番(武田光正君)  自席から失礼をいたします。  ただいま、市長が駒場の調整池の問題について、できんという話を言われましたが、私、昨年京都府でこの問題についてお聞きした経過がございます。非常に水量とか面積がございます。それは、京都府は至極言われるんですが、金はないけど、知恵と汗をかいたらできるというような、そういう言葉が返ってきました。何かというと、調整池については、例えば今、面積が100ある、それが半分で済むのなら深く掘って、深さを掘って、その分を池でしたら面積が使えるんじゃないかという、そういう僕は受けたわけなんですが、それは今の調整池の水量の分についてですよ。確かに、僕は理屈から言ったらそうなると思います。その辺をもう一遍考えていただきたいというように思います。  それともう1点、忘れておりましたが、実は国道175から長田野工業団地に入るルート、前回も市長に一般質問で行いましたんですが、昨年、京都府なり京都府の企業局、土木との話し合いの中で、確かに今の田を通じて岩間橋の接続バイパスというんですが、そういった考え方が京都府として話し合いを持たれました。その時の話の中で、福知山市とよく協議をしますということが返ってきたわけでございます。というのは、以前にこの岩間から前田向けの都市計画道路、それができないということを聞いている中で、非常に交通量が激しい、企業局の方としても責任があるという中で、その地元の段地区のあたりから田を通じて岩間橋に接続するバイパスをつくってほしいという要望が京都府にも市にも出した経過がございます。そういった中で、検討をしていくということを聞いたわけなんですが、その辺、聞いてなかったら聞いてないでいいんですよ。その辺、もう一遍市の考え方をお聞きをしたいというふうに思います。というのは、非常にこのルートについては、工業団地に入る、我々よく言うんですが、産業道路というんですか、非常にトレーラーが段地区の市道、また市道というんですか、生活道路へ入っていくわけですね。非常に学童にも生命を落とした経過がございますし、昨年も事故が、自転車に乗っておって事故があって、いまだに気がつかないというんですか、そういった事故もあります。非常に危険な経過が、これは企業局がよく知っております。それでこの道路についても企業局は見聞をしております。その現状を把握しております。その辺、京都府ともう一遍、市と話し合いをしていただきたいというように思います。  それと、最後になりましたが、下六人部学区自治会については、市長に対して陳情があると聞いております。29日にございますので、よく自治会の要望を聞いていただきたいと、細部にわたって。お願いを申し上げまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  駒場の池の問題ですけれども、今聞きますと、府は知恵と何かということですけど、実際、掘るのに金が要るさかいね、これは。そんなこと言うておられへんねん。やっぱり金が要ることは事実なんです。  それから、企業局との話、正直言って何も聞いてないですわ、それは。また、武田議員の方から言うといてもろたらよろしいのや。そしたら、何とか府がまた言うてきますやろ。  それから、それだけやったかな。ほな、それで。 ○議長(塩見 仁君)  この際、お諮りいたします。  一般質問の通告者はまだおられますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(塩見 仁君)  ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれをもって延会することに決しました。  次回は、明21日午前10時から本会議を開きます。  それでは、本日はこれをもって延会といたします。ご苦労さんでした。               午後 4時26分  延会...